2024年4月5日金曜日

今日の新聞を読んで(674):マンション受難、台湾地震でマンション傾斜、日本ではタワーマンションでコンクリート強度不足か

台湾地震でのマンションの傾き
2024.4.5 産経WEBより

 M7.7の台湾地震で1980年代に建てた古いマンションが傾斜、狭い敷地内でのマンション建設で一方に傾く要因はどこにあるのか。考えられるのは基礎杭の設計不備か局所的に地盤が弱かったか、支持杭が固い層に届いていなかったかだろう。

恐らく傾いた側での支持杭に問題があったのだろう。

一方日本では、2045戸が入るタワーマンションで、基礎工事と一階部分の工事中に、。コンクリートの強度に懸念が出てきて、工事と販売を中止したという。53階建てのタワーマンションだから基礎など下層部の工事不良は問題だ。

私も土木工事をやったことがあるが、生コンが入荷するとスランプ・テストとその材料を使っての1週間、1か月後のコンクリートの強度テストを実施する。基準値が出ていればOKだが、今回は基準値が出ていなかったのだろう。当然施主もスランプテストと強度テストには立ち会う。

生コンメーカー側に何か問題があったのだろう。ちょっと大変な事態だ。

巨大な地震でマンションが傾き事態が発生している。一度の揺れならどうにか耐えたが、数回の揺れで傾いたり倒壊する事案が多い。

一時、生コンの材質が社会問題になったことがあるが、今回はどうなのか。心配だ。そして古いマンションは建て替えなどで耐震への整備を進めるべきだ。2024問題で建設作業員の労働時間も問題になる。


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