2024年4月23日火曜日

今日の新聞を読んで(676):トランプ支持者は「ウクライナが負けるとどうなるか」考えたことがあるのか

 米国下院のウクライナ支援予算がジョンソン下院議長の主導で可決、ウクライナ支援の継続が決まったが、経済分野は融資にしたらしい。

しかし、採決に大きな影響を与えたのは「ウクライナ軍」の戦況らしい。米国の支援がなければ敗北もあるのだ。バーンズ・CIA長官が「米国の支援がなければウクライナは年内に敗北する」と発言していた。

こういう状況下だから、バイデン政権も詳しい戦況をジョンソン議長ら関係者に伝えたとメデイアは報じた。

下院の決議は、賛成311vs反対112という。それでも共和党員は反対というのだ。

既に3年に入ったウクライナ侵攻も「米国の支援がなく敗北したら」と米国民は考えたことがあるのか。

トランプ前大統領は、外国の首脳に「1銭も支払わない」と言ってみたり、「私なら24時間で収束させる」と言ってみたり、民主主義、自由主義に旗手として「まともな発言か」と疑問が出ていた。

支払いを拒否することで米国は批判されるだろう。プーチンも言っていた、「米国が支援を止めれば収束する」と。

ロシア、中国が覇権争いに出るだろう。けん制のために構築していた組織も弱体化する。

NATO、EUが米国に代わってリーダー的存在になるだろう。

ロシアは旧ソ連邦の同邦国に侵攻するだろう。

世界の自由主義、民主政治の戦いにウクライナが先頭を切っている。米国の協調も重要なのだ。トランプの国内志向の政策ではリーダー的存在の欠如になる。

フランスの思想家ジャック・アタリ氏が「トランプ政権を阻止したのは女性に力」と言っていたが、今度も期待できるか。



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