2024年4月4日木曜日

機能性食品「紅麹」の悪の根源:アベノミクスの「規制緩和」か、小林製薬の安全軽視か

 紅麹を使ったサプリメントで健康被害が多発しているが、これが「機能性表示食品」であったことが問題を大きくしている。それを提供していた小林製薬は「こんなものがあったらいいな!」というキャッチフレーズで新製品を市場に出している。

ところが、「こんなものがあったらマズい」という結果になった。

機能性表示食品の制度で表示基準を企業の責任で機能を表示し販売できる制度らしい。

新聞報道ではこの制度は安倍政権時、アベノミクスの規制緩和で導入されたらしい。

規制されている理由は「国民の健康安全」を維持するためと、規制により容易に参入できない分野を維持するためと思っているが、往々にして先行する既得権益者の利益を守る傾向にある。

その規制を緩和して誰でも希望すれば参入できるようにしたのが安倍政権のアベノミクスの規制緩和だった。2015年のことだ。

今回の事件で、行政は食品表示、報告の義務など強化、見直しを進めるらしいが、規制緩和の当時もあったらしいが政権側が拒否したのか。

規制条件が曖昧なまま新規参入ができるようになったことと、企業任せの内容であったことが国民の健康、安全を守る支障となったのだ。

小林製薬とは名ばかりで専門知識もあまりなく事故後の対応が曖昧になっている。安倍政権時は規制は悪と思われていたが、これを機に規制は強化すべきである。国民の安全、健康を守るためにおは必要なのだ。

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