2025年4月12日土曜日

米の口癖「米国は日本を守る、日本は米国を守らない」と:本当に日本を守る考えがあるのか

 米国は何かあると日米同盟の「対日防衛義務」を取り上げ一方的取引という。トランプ大統領もそうだ。しかし、台湾有事の際などに本当に日本も守る気があるのか。台湾で手いっぱいだから、まず日本が自分で防衛しろというのではないか。

日本政府は政権基盤を日米同盟に求め米国との友好関係を築くことに精を出す。一方で米国政権は曖昧な点がある。

オバマ政権の時は中国の尖閣諸島侵犯に対してはっきりした態度を示さず、最後になって「尖閣も日本の施政権内」と認めた。

トランプ第1次政権の時は安倍さんとの友好関係で認めていたが、背後には巨額な軍備費を投入し、役に立つかどうかもわからない軍事施設を導入した。

トランプ大統領はもっと軍事費を増強しろ、そうでないと撤退することもあると脅してきた。GDP比2%を予定しているが3%と言い出した。

しかし日本は在日米軍維持のために相当な費用を支出している。米軍基地の維持管理のために「おもいやり予算」など年間2000億円以上出しているし、米軍に一部がグアムに移転するにあたって費用の負担もしている。

何よりも在沖縄米軍基地維持のために普天間から辺野古移転に莫大な予算を使っている。基地周辺の安全を維持するためだ。

他に、在沖縄海兵隊の維持は、米国の海兵隊組織を維持するためには一番安価な政策であることが米国の専門家の調査で分かっている。

一方、沖縄の基地の大きさでは十分な訓練ができず、年間3分の一は海外で訓練しているという。それでも何故、沖縄を維持したいのか。

やっぱり、中国、ロシアに対するけん制があるのではないか。

くしくも中曽根元総理が言ったことがある。「世界地図をよく見ろ、米国から見ると日本は中国やロシアからの盾になっていないか」と。

米軍基地があることで中国やロシアは日本をいじめていないか。尖閣諸島への領海侵犯は激しさを増すばかりで一向に改善しない。中国やロシアは日本を周回するけん制行為を行っている。

また、日米同盟では不平等な地位協定があり、米軍人が少女や女性などに破廉恥行為を切り返しているが、日本に捜査権がない。米軍の保護されているのだ。見直しを要求しても米軍は応じない。

自民党政権は日本の安全を米軍に依存することを避け、脱米国の外交で切り抜けるべきだ。




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