国益をかけた交渉、相手の出方を見ながら慎重に判断、日本が攻めていくカードも考えていかなければならないと元農水次官の奥原さんがインタビュー記事で語っているのが目に付いた(読売新聞2025.4.17「農産物攻めのカードも」)。
トランプ大統領は米国の貿易赤字に被害者意識が強い。自分に得になる間違った情報を振りかざし相手国を説き伏せようとする。その手に載らないように相手の出方を見極めることが大事だと奥原さんはいう。
真っ当な意見だ。
例えば、農産物で言うと日本は米国から約2兆円かけているが米国は日本から2500億円だそうだ。日本の方が貿易赤字ではないか。農産物だけに手を付けても大した意味はないということがよくわかる。
相手の出方、日本に攻めていけるカードは何か。政府も企業も知恵を出し合う必要がある。「相互関税」はトランプ大統領の好きなディールの手段なのだ。
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