2025年4月18日金曜日

日米関税交渉:聞けば聞くほどトランプのわがままか

 注目されていた赤沢、トランプ会談、日米関税交渉も詳細はわからないままに双方が、満足する結果になったのか。新聞報道では駐留費の負担増、自動車の輸入、貿易赤字がテーマになったという。わかっていたことだ。

しかし聞けば聞くほどトランプ大統領のわがままが見える。米国の問題を相手国の責任にしようとしていないか。

米軍の駐留費を増額しろという。GDP比2~3%を要求しているが、新聞報道では日本は1.8%だという。石破総理も「日本が考えること」という。当然だ。むしろ日本は米国を頼らない安全保障を構築しようとしていないか。

英日伊で戦闘機の開発を進め、今インドが参加させろという。NATOも加盟国で軍事強化を図っている。脱米国が進む。

むしろ米国は駐留費の内訳を公表し、米国で努力できることは何か。人件費がかかるのであれば削減すべきだ。駐留させるのではなく米国本土で駐留すべきだ。

また、米軍の存在が紛争回避に役立っているのか。

米国車の輸入をヨプ生する。確かに日本から米国へは28%、米国から日本へは1.6%という。東京で見てもアメリカ車が走っているのは見ない。大きいし、燃費が悪い。左ハンドルだ。ドイツ車などは日本にあった仕様で販売している。

米国は非関税仕様と言っているが、日本で使うのであれば日本仕様に合わせる努力をすべきだ。一度アメリカが投資し日本での販売を試みたらどうか。

また、貿易赤字は日本の場合は約0兆円という。これには米国民の好みもあるし、それによってアメリカ経済は成り立っている。相互関税では逆に物価高でインフレの心配もあるし、既に兆候が見える。

為替も関係する。購買力平価で考えると1ドル=93円という。日本円は4割安いのだ。トランプはドル高からドル安を狙っているらしい。日本が円安を誘導しているとみているが、逆だ。円高で物価高を回避しようとしているが市場が動かない。今、142円だ。プラザ合意のような対応を考えているようだが、自由貿易の中で他国が許すか。

貿易赤字、国内の生産業の衰退、失業の問題解決に関税政策を採用しているが、米国のわがまま丸出しではないか。



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