日米同盟の片務的義務として、トランプ大統領は、「我々は日本を守るが、日本は我々を守らない」と主張するのか。「米国は数千憶ドルを払って赤字をつくっているが、日本はそれで財を築いている」というのだ。
条約では米国に対日防衛義務を課す一方で、日本は米軍基地の提供義務があるのだ。普天間からの辺野古移設では高額な工事費を必要としている。在沖縄海兵隊組織を維持することは米国の海兵隊組織を維持するうえでは一番安価な手段なのだ。
そこを考えずに、上記のような発言をする。
もっと軍事費を出せということは、「思いやり予算」の増額か。この予算は米軍人の人件費以外の項目を負担している。「もっと出せ」ということは軍人の人件費まで出すのか。
本来はNATO加盟国との関係だ出てきたNATO諸国は米国を守らない。
集団的自衛権も憲法上の解釈ではなく閣議解釈で出てきた。日本の自民党政権は日米同盟で「米国が日本を守る」安全保障の上に成り立っている。だから自民党政権は米政府とこの点を確認することが最重要課題なのだが、もうそんなことばかりは言っていられない。
安全保障も脱米国頼みで周辺国と外交を築いていく必要があるし、そういう動きだ。
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