2017年9月29日金曜日

またまた劇場型政治?:今度の脚本、主演は小池さん、豪華キャスト(?)は誰か

またまた劇場型政治のはじまりだ。今回は脚本、主演は小池さん、豪華キャストは交渉中(?)、観客(国民、有権者)はどんな内容になるのか、メデイア、評論家の情報に耳を立て、キャストは自己推薦も含めて自分はどうなるのか疑心暗鬼だ。

劇場型と言えば本家は小泉元首相、「自民党をぶっつぶす」「反対するものは抵抗勢力」と身内の自民党を敵に回し国民の喝采を浴びた。でも自民党は潰れなかった。どうしてかというと「自民党が変わったからだ」と小泉さんは言ってのけたが、郵政改革で自民党からは反対者が離党し新党を結成する動きになった。

次は安倍さんだ。当時の民主党野田総理と安倍総裁との党首討論で「何時解散か」と問われ「約束してくれれば明後日解散します」と言質を取った。当時の日本経済は円高、株安で長期の不況にあえいでいたが、「市場にカネを流せば円安になる」というリフレ派経済に扇動され「政権交代しませんか」と国民に訴えた。異次元の金融緩和は円安、株高に転じアベノミクスは国民に認められ、国連では「buy my abenomics」と言い切ったほどだ。

民主党のだらしなさもあって選挙では勝ちまくり長期政権も見えてきたが、如何に為ん「安倍一強」で思い上がり森友、加計学園疑惑という自らの失政で窮地にかかった。

行き詰まった政局を打破すべく「国難突破解散」を打って出たが、思いがけず小池旋風で状況が不利になってきた。

その小池劇場の第2幕が始まろうとしている。第1幕は都知事選、都議会議員選挙で脚本、主演は小池さん。キャストは悪役に自民党都議連、ドン内田、オリンピック組織委員会の森さん、そして石原さんらの歴代都知事、小池さん一人で悪役と戦い打ち破った。

そして第2幕も脚本、主演を側近の若狭さんに任せようとしたが思うように行かず小池さん本人に切り替えた。大興行を打つにはキャストが不足、そう思っていたら他の劇団(民進党)が合併したいと極秘に申し込んできた。

反安倍で日本政治を「リセット」しよう、「希望の持てる日本を」と思っていた小池さんは血気盛んになった。

兎に角、政治を牛耳るには選挙で議席を確保する必要があるため勝てるためのキャストの選定を急ぐ。

安倍政権の横暴さに根を上げた観客の国民は「リセット」に大きな期待を抱いているが、小池さんに出来るのか。悪役を仕立てて勝ち、喝采を受けるシーンが脚本できるのか。

リセットすると言ってもどの時点、どんな政治情勢まで戻すのか。そういう意味ではなくて兎に角安倍政権を潰すと言うことなのか。

そのためには脚本がしっかりしていなければならないが、政策としてお題目は分かるが大丈夫なのか。詰まり安倍政権という悪役と論争でき論破することが出来るのか。

その他のキャストは「訳あり」「生き残り」をかけた民進党などからの合流組なのか。それにしても「ただの合流ではない」という。「柵のない改革保守政党」をつくるのだから保守系でないといけないのだ。リベラルを排除したキャストになるのか。

主演が小池さんでは、それ以上の経歴を持つキャストは省くのか。前原さんは無所属で立候補すると言うが、野田元総理、菅さん、それ以外に閣僚経験者、優秀な政策論客が多数いるが、小池さん以上と思われる人は排除することか。


だとすると政権交代出来るどころか、興行失敗の情けない公演で終わってしまう。

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