2017年9月23日土曜日

新党「希望」:小池色の強い新党に期待しすぎではないか

若狭さんや細野さんが考えている新党は小池色の強い「希望」となったようだがそんなに小池都知事に期待して良いのか。今のところまだ「風」が吹いている小池旋風に頼らなければやっていけない新党に本当に期待出来るのか。

余り期待の持てない政界にあって「明日は希望が持てる」そんな政治に期待出来るのだろうが街宣車に「希望の○○です」と連呼されても「何だったっけ」と言うことにならないか。

最後はヤケクソに「小池の新党希望の○○です」と言うことになる。それだけ知名度のある玉が見つかるのか。新聞報道では苦労しているようだ。酷い話は「民進党を離党してこい」と誘っているようだ。

ゴタゴタ続きの民進党が草刈り場になっているようだが既成政党の強みがあり連合の支援も受けることが出来る。選挙資金ももらえることを考えると離党しない方がいい。

新党になると100人ぐらい候補者を立てると言うが選挙資金は大丈夫か。供託金は300万年、比例並記で600万円それに1500万円ほどの資金が必要だ。

以前、維新の会が候補者を立てたときは逆に看板代を徴収されたと候補者が苦笑いしていた。それでも橋下さんをトップとする看板代には価値があったのだろう。

何か似ていないか。

橋下さんも小池さんも政権寄りのスタンス、自民党トップの安倍さんとは良好な関係だが、選挙を戦う候補者にとって自民党は敵だ。

地方自治体の知事が国政政党のトップを兼務できるか。維新の会と大阪府知事の松井さん、減税の河村さんは名古屋市長を兼務する。小池さんが新党「希望」のトップを兼務することは出来るだろう。石原元知事は週に2日しか登庁していなかった。一方で山田京都府知事は「毎日が忙しくてそんな暇はない」と批判していたことがある。
一方で肝心の政策、公約は何だ。

若狭さんは「一院制」を最上段に掲げていたが、今は誰も期待しないだろう。小池さんの関与で「しがらみのない政治」「賢い支出」「女性多様の社会の構築」を謳っているが、自民党と闘うためには憲法改正、経済成長、消費税増税、財政再建、脱デフレ、規制改革、構造改革などに特徴を出す必要がある。

10月までに時間がない。結局は「希望の○○です」「小池新党希望の○○です」の連呼で終わるのではないか。


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