2018年5月9日水曜日

国民民主党発足:今度は大丈夫か、やっぱりダメか


ゴタゴタが続く野党で「国民民主党」が発足したが、今度は大丈夫か、やっぱりダメか。国民の期待に応えるには時間がかかるが、失望を買うのは早い。メデイアの報道は「期待は持てない」と言う論評か。

民進党であれだけゴタゴタしながら今回の合流劇でもゴタゴタが続き現有勢力の60%で国民民主党が発足したことになる。どうして大同団結出来ないのか。

国民民主党は民進党を存続政党とし希望の党が合流する形になった。しかし岡田さん、野田さんなど大面に議員27人が離党、10人が立憲民主党へ入党、結局は107人いた議員で新党に加わったのは62人、衆参で第3党、野党第一党にはなれなかった。

それでも玉木共同代表は「野党の結集に力を入れる」というがむなしい感じがするし、大塚共同代表の「政権交代を目指す」なんてあり得ないことだ。

選挙区での総支部長の4分の3が空白になっている状況では地道政治活動など出来ない。まずそれぞれが地元を固めることだ。それには連合などの労働票を当てにするのではなく自分の顔を売ることだろう。

自民党が下野したときでも各議員は選挙区を歩き固めていた。いつでも政権交代できる野党・自民党だったのだ。

合流ありきの議論と批判した議員もいたが、民進党のときもこのままでは生き残れないと危機感を持った議員が多かった。解党的出直しを主張した議員もいたが、結局は小池新党への合流ありきの分党騒ぎになったのだ。

小池新党「希望の党」は改革保守を目指し、現実路線を取ったが小池さんが希望の党を離れた途端に保守的外交、安保政策に批判が集まり「健全野党」へ舵切りした。

その時、その時でころころ路線を変えていては政策に新味性は出せない。保守を目指せば自民党に似てくるし、リベラルを目指せば他の野党に似てくる。今時新党は受難の時代だ。

人事も新鮮味がないと言うが、政策マンは揃っているが政党の「顔」になりづらいか。

党がばらける(岡田)、高揚感、わくわく感がない(野田)と大物議員は言う。2人は無所属の会で三重県、千葉県で地方政党の立ち上げをするらしい。岡田さんは堅物、野田さんは民主党を潰した張本人と言われているが私はそうは思わない。

本当は2人も参加し再結集を図った方が良かったが考えが違ったのだろう。

今、野党が国会審議を拒否している事に批判が集まっている。当然希望の党などからも審議拒否を批判する議員もいたが万一、審議に参加していたらどうなったというのか。与党に飲み込まれて全てが曖昧なままにスルーしたのではないか。

執行部のやり方に批判ばかりしていても始まらない。今後は大同団結でしっかりした政党である事を国民に示すべきではないか。



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