2019年3月29日金曜日

新年号(2):4月1日11時30分、それまで、それ以降でどれほどの国民が精力をつきすのか


新元号の発表が4月1日、11時30分ごろとなったが、それまで、およびそれ以降どのくらいの国民が精力を尽くして対応するのか。官房長官が新元号が書かれた額を掲げた瞬間から始まるが、メディアは一刻も早く知り他社に先駆けて電波に乗せようとがんばる。其の前にどこかのテレビ局の美人記者がスクープするかもしれない。

発表後も大変だ。関連する会社は準備を整え、新年号がわかり次第コンピューターに打ち込むと一斉に印刷などが作業が始まる。

新年号だから其の発表は一大イベントで、国民全員が何らかの影響を受ける。だから関連する事業にかかわる国民は精力を尽くすことになる。

官邸では発表のリハーサルを繰り返したという。

発表は先の「平成」での小渕官房長官を習って、官邸では菅官房長官が新年号が書かれた額を掲げるらしい。記者からの質問に菅官房長官は「ニンマリ」の笑顔になる。

やっぱり一大イベントだ。どうするかは総理と官房長官の出番の問題での駆け引きだ。安倍総理だってやりたいだろう。「平成」のときを例にするということは発表は官房長官だが、新年号の趣旨説明をどうするか。「平成」のときは官房長官があわせて行った。

当時の竹下総理は「顔は小渕」、「名前は竹下」とか何とか言ったそうだが顔を売られたことは残念に思っただろう。

だから今回は新年号の趣旨説明は安倍総理がやるという。さらに皇居や皇太子への説明も安倍総理が頻繁にやっているようだ。自分の存在感を示そうとしているのだろう。

年号の検討も有識者、衆参両議長の意見を聞くというが「これでどうか」というようになるらしい。最終的には閣議で決定だから安倍総理の意向も重要だ。

すでに決まっているのだろう。

私は西暦を重視しているが免許証や健康保険証など公の資料は年号が重用されている。どう変更していくのか。

テレビの情報番組を見ていたら若者世代でも年号の使用に賛成が多い。でも高齢者になると明治、大正、昭和、平成そして新年号と西暦に比べて年の計算が簡単にはいかない。

経歴を書くときは西暦とあわせて計算することになるのだ。19○○年○月にどういうことが起きたと説明する人は多いが、昭和○○年○月という人は少ない。

早く、西暦に統一すべきではないか。そうすれば今回のように多くの人が精力を尽くすことはなくなるのだ。



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