2019年3月6日水曜日

ゴーン被告保釈(1):もう過去の人、メデイアは弁護人に惑わされるな


100日の長期拘留の末、否認のまま保釈されたことに専門家は「異常」と言い代わった弁護人の力と評価しているようだが、もう過去の人、こだわっていては日産の再建に支障になる。

被告は裁判で「名誉を回復する」というが、弁護人と作戦を練っているのだろう。

今回の保釈は以前2回の保釈請求が却下されたために専門家の見方はマチマチだが、世界から「人質司法」と批判され、親族から国連に人権擁護の訴えが出ていることを考えて裁判所も考え方が変わったのだろう。その重要な部分に保釈条件があり裁判所が認めたのだろう。前回まではフランスに居住など身勝手な条件があった。

容疑を否認したままの保釈になったが、今回の事件は難しい面がある。「本人に違法性の意識がない」「会社のためにやった」と主張されればそれを覆す証拠が必要だ。おそらく日産は司法取引しているので各部署に「証拠となる」あるいは「関連資料」があり提出されているだろう。

ゴーン被告は虚偽記載は認めるが「日産に実損は与えていない」という。過少記載で超過額については退職後の受け取りになり金額も確定していないという。ところが日産は100億円弱の金額の支払いを株主総会の資料に記載するらしい。実際には支払いをしないということらしい。日産はこれで金額の確定があったことを示したいらしい。

すべてを「会社のため」と抗弁されればそれをひっくり返す証拠が必要になる。中東への送金は自らの損失を日産が補てんしたようなものだが日産車の販売促進と言われている。しかし、中東へのカネの送金はテロリストへの資金とみなされる危険がある。その危険を冒してまでやらなければならなかった理由は何か。

また、海外での住宅取得、ヨット購入も家族に住まわせているが購入目的は「お客の接待」と言われれば会社のためになりかねない。

そして各行為について、あらかじめ違法かどうかを弁護士に検討させ、OKを取っている。このことから本人は違法なことはやっていないと考えているのだろうが、相談した相手は外国人弁護士だったために日本の法律、判例に疎かったのではないか。

ただ、オランダの会社を通じてゴーン被告だけ報酬を得ていた事例もあるようだが、これはおかしい。背任行為にならないか。

ゴーン被告は何かやろうとするときは新しい部署を作り自分の意に沿う外人担当者を付けて実行に及んでいる。こういった行為が横行すること自体日産のガバナンスの欠如だ。

実際に公判が始まると難しい展開になる。弁護人も「無罪請負人」と言うことでメデイアは面白おかしく報道し検察特捜部の「勝った負けた」の記事になるだろうが、惑わされてはいけない。

誰が考えてもゴーン被告の行為は経営者としての信任を落とすことになった。グローバリゼーションをいいことにこんな経営者に会社を食い物にされてはならない。

[後記]
6日、夕方東京拘置所を出てきたゴーン被告の姿に驚いた。何があったのか。
あのプライドが高く、傲慢な被告が作業員に完全変装しマスクで顔を隠す。周りを職員が固めているが迎えの車も軽ワゴンだ。

とてもではないが、10億円を振り込んだ人間には見合ない。

スーツ姿で堂々と出てきて「無実」を訴えるのがすじではなかったか。一時は日産の会長、CEOだった人間だ、こんな姿を見てどう思うか。そして世界のメデイアが注目していたがこんな姿を世界に発信できるのか。

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