2021年9月16日木曜日

小さな記事の大きな課題(49):メデいアの自民党総裁選・偏重報道の在り方を問う

 17日の自民党総裁選告示を前に候補者が出そろった。河野さん、岸田さん、高市さんら。しかし注目されていた石破さんは不出馬で河野さん支持だという。様相は河野vs岸田の一騎打ちか。

メデいアは面白そうに自民党総裁選の各候補の動き、その背景を情報番組、報道番組で伝える。

立憲・安住さんが「自民党一色の情報、報道番組に苦言を呈し「BPOに申し立てをするという。総裁選挙を控えて「国民を扇動する暴力装置にテレビが成り下がっている」というのだ。暴力装置とは、テレビの情報番組でコメンテーターが「共産党は暴力装置と言われている」との発言からきているのだろう。共産党を暴力装置といったのは民主党政権時の仙谷さんが国会で発言したこともある。

最近のメデいアの報道は自民党総裁選一色の感がする。各候補が政策を述べだした。「党内改革」「経済政策」「財政出動」「安倍忖度の政治とカネ」「コロナ対策」などで最後は「河野か岸田か」になり各派閥の動きから党内の勢力図をあぶりだす。

一方、野党も立憲民主が「アベノミクスみなおし」「コロナ対策」「国会召集」などを訴えるが紙面が少ない。野党共闘では国民民主の動きが問題だ。

逆に週刊誌が頑張っている。各候補者の裏の顔がばらされている。こんな人間が総理になるのかと思うとぞっとしないか。そこまで言われても名誉棄損で提訴しないのは事柄が本当なのだからか。

自民党総裁選は自民党内の選挙だから「公選法」には抵触しないとしても、総選挙を控え、結果によっては総理の選択にもなるのだ。正々堂々の選挙であってほしいと思うが。

自民総裁選は「コップの中の嵐」、野党のまじめな動きは小さな記事、これじゃ「差別報道」だ。

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2018.8.4

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