2021年9月28日火曜日

政局を読む(26):各候補者の推薦人から何が見えるか


                                 人

 

岸田派

細田派

麻生派

竹下派

二階派

石破派 

石原派

無党派

河 野

 -

  2

  3

  3

  2

  2

  3

  5

岸 田

  2

  4

  4

  4

 -

 -

 -

  6

高 市

 -

  7

 -

  2

  5

 -

 -

  6

野 田

 ― 

 -

 -

  3

  8

 ―

  1

  8

 

  2

 13

  7

 12

 15

  2

  4

 25

                           新聞報道より 

自民党総裁選開票まで後1日。各メデイアは自社の情報に基づき各候補者の優劣、予選で一気に決まるか、決選投票になったときの優劣を報道している。 

大まかには、河野vs岸田の決戦投票の可能性が強いというが、安倍前総理が押す高市の動きでは変わってくるらしい。 

17日ごろのANNの情報番組での支持率調査では、河野48%、岸田18%、高市10%、野田7%だった。河野さんが党友と党員での人気だ高く、これに石破さんの人気も加わって約50%の支持は分かる。野田さんは最近「わたし以外の・・」と発言し番外か。 

中国の尖閣諸島領海侵犯や北朝鮮の弾道ミサイル発射が続くと高市支持が増える。 

推薦人情報から、岸田さんは自派を含め主要4派閥から万遍に推薦人を集め議員間では安定な評価か。 

河野さんは岸田派以外から推薦人を集め、無派閥から期待も大きいか。

竹下派は各候補者に万遍に推薦人を出し、いわゆる「勝ち馬」乗りか。自派に総理、総裁候補者がいないので当然の作戦か。

細川派は事情が厳しい。安倍さんが自分の後継に高市さんを押している関係で高市さんに推薦人を多く出しているが、派内は自由投票か。余り高市さんに拘ると新政権で冷や飯を食うことになりかねないが、最大派閥だ。有能な人材が多く、その心配は無いか。 

二階さんは何を考えているのか。長期在位の幹事長を批判されて岸田さんには推薦人を出していないが、それ以外の候補には推薦人を出し、当初推薦人集めが難しいと言われた野田さんに8人も出した。「開かれた自民党」を見せ付けているのか。 

結局のところ、党員党友に人気のある河野さんと議員間に支持がある岸田さんの一騎打ちか。 

党内改革を訴えている河野さんは、今はいいが、実際に総裁になったら改革も旨くは動かないだろう。党役員人事、組閣にもゴタゴタし軽量クラスの人事になれば短命政権で終わる。 

その点、岸田さんは安定だろう。今要求されるのは改革より安定政権だ。

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