11月25日 テレビ朝日 タモリステーションより |
25日のテレビ朝日タモリステーションの「総力検証! 富士山噴火」はすでに300年たっても噴火がない富士山の噴火を再考するいい機会になった。 放送は5合目から宝永噴火時の火口へ専門家の案内で登っていくところから始まった。何やらNHkのブラタモリに酷似しているがテレビ朝日なのだ。
放送は「新しい事実」と煽る。そこで私が保管していた資料と比べることにした。何が新しい発見か知りたかったのだ。
まず、火口の淵に宝永山がある。従来は噴火中に古い地層が隆起してできたと従来は考えられていたが、新しい事実として噴火時に西風で東に吹き飛ばされた噴火時の堆積物だという。火口はしばしば見るが、宝永山をじっくり見たことはなかった。
マグマの実験もした。1200℃のマグマが筋状になって4km/sで下っていく途中で樹木などを焼き、海岸に出る。海水に流れても早さは早い。筋状のマグマを避けるには垂直方向に逃げるkとだという。
火山灰の動きの実験もあった。成層圏までまっすぐに上がるが、成層圏に達すると横に流れる。10㎞の偏西風に載り2時間後には東京で降灰がみられるのだ。100㎞は飛ぶという。
噴火もしもの備え 朝日新聞 2015.11.30 |
準備しておく予備品も1週間分か。私も災害時に持ち出す必需品のリュックを購入していたので、改めて開いてみた。まず飲料水、缶入り食料品などが期限切れだった。どうしようか。捨てるか食べてみるか迷っているが、もっと長い保管期間の材料を用意すべきだ。
埋もれた村の発掘もしたようだ。家屋だった柱や夜間、すり鉢などが出てきた。小山町須走などは火山灰の上に町ができているのだ。熱い軽石が飛んできて火事になる。
放送では「火山災害」に備えよと警告する。
行政側から噴火の予兆があると警報を出すという。
気象庁が噴火警戒レベル判定基準を出している。読売新聞2021.6.5
レベル5 避難、噴火発生 有感地震多発
レベル4 避難準備 小規模噴火
レベル3 入山規制 1日100回以上の火山性地震
レベル2 火口周辺規制
レベル1 活火山であることに注意
また、火山災害シナリオでは
深井戸で火山性微動
富士山に地震計設置
火山観測情報
火山ガス異常
有感地震
山腹小噴火
群発地震
噴火を住民確認 派出所へ連絡 これは重要で、地域住民が監視活動をすることだ。有珠山噴火で1人も被害者を出さなかったのか、住民の異常察知で研究所に連絡したため出でることははっきりしている。予知をいかに早くするかだ。
火口の推定が難しいらしい。新しい事実として山体近くでなく裾野氏も噴火の可能性があるというのだ
タモリステーションより 富士宮、相模原にも噴火の危険がる。周辺13㎞は予測が不可能というのだ |
70か所以上あるらしいが、毎日新聞(2001.3.9)で噴火口7か所が判明したという。
781年 南部かん子山(裾野)、864~868年貞観噴火(14億m3)、1707年(宝永噴火7億m3)宝永地震の49日後に噴火した。貞観噴火は869年の貞観地震の再来が3.11東北地方太平洋沖地震だ。
この時富士山でも噴火しそうな異常が専門家の間で見つかっていたが、噴火には至らなかった。おそらく何かの条件が満たされなかったのだろう。
このほかに801年二ツ塚(御殿場)、937年焼山(富士吉田)、999年富士市大淵 噴火、1032年大沢崩れ 溶岩流、1083年 吉田口八合目溶岩流などがあるらしい。どこが噴火するかわからないのだ。
危険はm空気振動、噴石、火砕流、溶岩流、富士山は噴火のデパートというらしい。
非常食は1週間分の確保という。私も非常用震災グッズを一式持っているので、初めて開いてみた。飲料水、携帯食料は完全に賞味期間切れだ。捨てる前に食べてみようと思うが、いまだ食べていない。もっと賞味期間の長いものを用意すべきだ。
富士山は30年に一回、程度の差はあるが噴火などをしているが、既に300年噴火していないということは地下に相当のエネルギーがたまっているということか。
次に発生する富士山噴火は今まで経験したことのない内容になるのか。
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