2023年11月29日水曜日

膨張予算 基金の水膨れで:岸田総理曰く「PDCAサイクルを機能させる」と

 岸田総理が巨額を要する基金事業で成果が出ていなく、税金の無駄遣いではないかと批判を浴びている。新聞報道ではデジタル行政改革会議では予算段階から成果目標を明示させる案が出て、岸田も「PDCAサイクルを機能させ、成果目標を検証する」と言い出した。

民間企業の事業計画では当たり前なことだが、国の基金190事業のうち43事業で数値目標がなく、140事業でも数値目意表が掲げていないという。目標を公表しない理由として、課題が未定、動向が不明、仕組みを検討中など目標設定の及び腰の傾向がみられるが「官僚は失敗を許されない」ということがあるらしい。だから重要な点をうやむやにするのだ。

さらに、途中で変更することは官僚としてはやってはいけないことらしい。先輩官僚がやったことを否定することにつながるのだ。

しかし、民間での事業計画ではISO9000,ISO14000番シリーズでPDCAの手法を採用することが当然なのだ。目的、予算、成果をはっきりさせなければ採用されない。官庁の事業ではどうして許されるのか。

民主党政権で「事業仕分け」をやり、聴講したことがある。計画自体が曖昧な事業がピックアップされていたが、出席した担当官僚が必死に質問に答えていたが、具体性にかけ判定は「廃止」「みなおし」が多かった。要するの説明しなければ納得してもらいない事業が多かった。残念なことに後の大臣折衝で復活したのだから驚く。

Pで目標、資金計画、得られる成果を明確にし、実行、目標とのズレが出たときはCでチェックし、Aで再実行する。それを繰り返すことが大事なのだ。

しかし、官僚はやらない。古くは経済財政諮問会議などで経済団体の委員がPDCAサイクルの手法の推進を言っていたことがあるが、なかなかうまくいかない。

予算委員会などで野党の追及に四苦八苦している政府を見るにつけ馬鹿だなと思う。

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