2024年5月29日水曜日

今日の新聞を読んで(684):高齢者65から70歳へ、何のメリットがあるのか

 

朝日新聞 2024.5.28

新聞で、高齢者を65歳以上から70歳以上に引き上げることが、経済財政諮問会議の民間委員から提案されたという。何を目的にし、どんなメリットがあるのか分からない。

高齢者の定義はなさそうで、国際機関のWHOも65歳以上を高齢者としている。日本だけ定義を変えると国際比較ができなくなるのではないか。

確かに今、65歳以上でも立派に働いている人が多い。人生100年の時代だ。だから元気な人は高齢者と言われたくない。経済財政諮問会議の委員も65歳以上ではないのか? だから高齢者と呼ばれることに違和感があるのでは。

提言では、生産年齢人口(15~64歳)の人口減少が加速している。前世代の生産性向上を目的に「学びなおし」の必要性を議論する中で高齢者の定義を5歳延長することを民間委員が政府に求めたというのだ。

生産年齢人口が減少するための年齢を70歳まで延長することで、労働生産年齢の対策になるとは考え方が短絡すぎないか。70歳に上げたって人口減の解決にはならない。

今、前期高齢者65~74歳、後期高齢者75歳以上だ。それぞれの年齢で受けられる制度も変わってくる。

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