2024年5月15日水曜日

「次なる地震に備える」「スロースリップが地震を誘発」を特集したAERAを購読してみた

2024.5.20 No22
「次」なる地震に備えるより

最近何かと「地震が多くないか」と感じる。スマホには震度1以上の地震発生情報が毎日載っている感じだ。首都直下地震、南海トラフ巨大地震は発生確率が70~80%。いつ発生してもおかしくない状況なのだ。

そんな時、AERAが特集「次なる地震に備える スロースリップが地震を誘発」に目が届き購読してみた。私もスロースリップとGPS測定である程度は地震の予知ができるのではないかと感じていたのだ。

それによると地震のタイプとスリースリップ、最近の震度5以上の地震の発生状況、「大地震の引き金」になる。だからスロースリップが発生しているとこは巨だお地震の発生確率は高い。大事なことは自分の住む地域の地震の特徴を知ることだという。その通りだろう。

先ほど発生した豊後水道地震は南海トラフ地震の発生震源域内だったが、メカニズムが違って直接関係はないというが、この周辺のスロースリップには注意が必要だ。

また最近の千葉県東方沖地震も同様だ。

スロースリップはプレート境界がゆっくり滑る。通常は1m/秒だがスロースリップになると1秒間に10のマイナス6乗mというスピードだ。プレートの境界のアスペりテイ―に力が加わりひずみが溜まり、バランスが崩れて大きな自信を誘発する。

事例として今まで保管していた資料をめくってみた。

事例1 東北地方太平洋沖地震の場合、1か月前から北の方から震源域にスロースリップが南下し、止まったところが東北地方太平洋沖地震発生震源地だった。

                                                  
毎日新聞 2019.8.23 
東日本大震災の震源域とスロースリップ地震多発帯

事例2 豊後水道震源域でスロースリップ活性化、南海おトラフ地震への心配がある。

毎日新聞 2019.8.23
南海トラフ地震の想定震源域とスロースリップ多発帯


通常の地震観測は傾斜計とかGPSで観測するらしい。高感度地震計で低周波微動を、広帯域地震計で超低周波地震を観測するが揺れを伴わず断層がゆっくり滑るスロースリップは傾斜計やGPSなどで地表の傾きや伸縮を調べるらしい。

そして、「深部低周波微動、短期的スロースリップ」、「長期的スロースリップ」「浅部超低周波地震」と分類される。

朝日新聞2015.10.4南海トラフ地殻変動


既に南海トラフ巨大地震発生震源域の周辺ではスロースリップが多発しているのだ。


 

 



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