2024年5月7日火曜日

今日の新聞を読んで(680):マンション管理の老い「高齢化」「老朽化」そして「システムの老化」

マンション管理で喫緊の課題は「住民の高齢化」、「建物の老朽化 」がよく指摘され築年数の高いマンションでは管理組合が四苦八苦し対応している様子が新聞報道で知ることができる。

今回、朝日新聞2024.5.6ノ記者サロン「マンションで進む2つの老いに次いで「システムの老化」が指摘され、見直しが迫られている。

マンション管理は多くの場合、管理会社が「任せてください、心配ありません」とマンション分譲会社の系列の管理会社が当然の顔をして参加する。住民はどんな会社かわからないまま、どんな管理をするのかも議論しないままに管理会社の都合のいい「手抜き管理」に任せるままだ。

住民は自分の年齢、建物の寿命を考えることなく、大規模修繕工事などを任せる。予算が不足すると管理会社が問題提起し、管理組合は慌てる。そうなってみないと管理組合は動かないのだ。

ところが今回、記者サロンでは「システムの老化」を上げてきた。一番大事なことだ。一度も検討せず、築年数がたつと管理会社と契約していた内容が陳腐になり、時代に合わないことが発生する。それでも管理会社が問題提起すればいいが、そうでなければ陳腐なままでのルールになる。

国土交通省も問題を把握しているのか、標準管理規約を見直そうとしているが、管理組合、理事会も自らのマンションのコミュニケーションを確保するために何をすべきか検討急ぐべきだ。

NHKの「あさイチ」でマンション管理が行き詰まる事例を挙げたことがある。

「名前の表示がない」「話し合う相手が少ない」「入所、退所が激しい」「理事が交代制」などを上げていたことがあるが、これから大事なことはマンション内のコミュニケーションをどうして築いていくかだ。

日々の活動で老齢化による問題、老朽化で建て替えるか、古いままで住み続けるかなど検討するとき役立つはずだ。




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