2024年6月13日木曜日

都は役人が優秀、知事がいなくとも70~80%の都政はできる?:では知事は何をするのか

 7月7日投開票の都知事選で小池、蓮舫、石丸さんら約40人が立候補するというが、ポスター掲示板は30人枠しかない。どうするのか。候補者には実績(?)のある著名人のほかに質がわからない人もバ売名行為で名乗りを上げている。

どんな人が選ばれても大丈夫という。都の役人は優秀で知事が居なくても70~80%の都政は遂行できるというのだ。どうもウソではないらしい。

歴代の知事のうち、著名人の青島さんは大きなイベントの中止を訴えて当選、次の選挙では選挙運動せずに外遊したが、当選した。今、神宮外苑の再開発が問題になっているが、蓮舫さんは反対らしい。このテーマ一つで勝利できるとは思えないが・・。

石原さんは、「後出しジャンケン」で候補者の討論会が終わったときに出馬宣言をして「裕次郎の兄です」とあいさつしていた。当選後はひどかった。週に2日しか登庁せず、あとは特別秘書に任せていたという。役人は知事と話がしたかったができず、後後問題になった。でも国の規制に先駆けデイージェル車の排出規制を実施し国も後を追った。

猪瀬さんは石原さんの後を受け、高得票で当選したが、徳洲会から5000万円をもらいもんだいになった。バッグの中に5000万円分の札束に似せたものが入るかどうかが都議会で審議された。百条委員会を開催する動きが出て辞任した。

舛添さんもユニークだ。国際政治学者としてさっそうと登場したが、公用車で別荘と都の行き交いに使用していた。公用車は知事室と同じだとか、腰が痛いので別荘の大きな浴槽につかりかったとわがままな言い訳をしていたが、これじゃ知事が務まるはずがない。

それに引き換え、小池さんは都議会をブラックボックスと攻撃し権威をふるっていて特定議員の力をそぎ改革に向かった。2期目はコロナ禍で大変だったが対策の遅れる国の尻を叩いたり、近県知事と一緒に官邸に乗り込み政府の対策の遅れを国民に見せつけた。「俺が俺が」のアピールだったが、最後は神奈川県知事に裏を暴露され、ワンボイスの行動は見られなかった。

今回、小池さんは3期目に突入する。今まで敵がいたがが今回は「自分自身が敵」になる。どう敵を攻めるか、見どころだ。

一方の蓮舫さんもキャスター経験者で政治の世界に入った。事業仕分けは有名だった。民進党の党首も経験したが、たった1年で辞任したという。

どちらも著名で実力者、潰し合いにならないか。

石丸さんは地方の市長経験者、実績はないが、だからこそ、東京から国政を改革することができるのではないか。東京は組織が大きいし、予算も16兆円、決して半端ではない。都の役人に負けないように陣容を整えて戦ってほしい。

0 件のコメント: