2024年6月21日金曜日

地方自治を守るためにも都知事選は重要:国政を変えるに小池支持でいいのか、

 朝日新聞(2024.6.20)天声人語でわかった。改正地方自治法は「非常時」、国が指揮権を行使し、国が地方を従わせる権限だ。今まではぼんやり考えていたが憲法に保障される地方自治を害する悪法なのだ。

これを阻止するために強い地方自治体の知事がひつようになる。天声人語によると今までの知事はそれぞれ政治改革に役目を果たし、国政に影響を与えた。

そして今、私達がやらなければならないのは「政治改革、政治とカネ」で自民党政権と議論する問題だ。自民党は今回の都知事選で影に隠れて自民党の支援を受けている。小池支持は即自民党政権支持なのだ。

国政をどう変えるか、それは都知事選の結果にもよる。

天声人語では、今までの知事の功績をあげている。

大分県知事だった平松さんは、「一村一品運動」をやったことは覚えているが、これが海外まで波及したとは知らなかった。天声人語ではアイデアが重要だという。

神奈川県知事をやった長洲さんの功績も大きい。「地方の時代だ」と言い「発表は大胆に行動は穏便に」と主張した。20年間知事の座にありサイエンスパークを開設しグローバル化時代の地方自治をけん引した。今の改正地方自治法をどう思っているかと天声人語は問う。

他にも善し悪しは別として存在をアピールした知事は多い。

美濃部亮吉さんは東京教育大の教授から都知事に転身した。革新にリーダーで、一人でも反対する政策は取らないとまでいった。自民党に対峙する革新自治となり、したがって政策にも偏り、財政の負担が大きくなった。その後自民党寄りの鈴木さんが立て直しを図った。

なんといっても忘れてはいけないのが蜷川虎三元京都府知事が。私が学生だった頃の京都府知事なのだ。中小企業庁長官から京都府に転移28年間その座にあった。国からは一銭も援助を受けず国に対峙した。そのため「京都を遅らせた張本人」とまで言われた。

成果を上げたと思われるのは石原元東京都知事か。大企業が大儲けしているときに税金を納めないのはけしからんと、外形標準課税を設け、税金を徴収した。他の県もこれに倣ったが、一部で裁判で負けたと聞いている。

そして、あのペットボトルに入った黒い粉末をまき散らしながら車の排ガス規制を実施した。都内に入る車を帰営したのだ。後に国の既成に結びついた。

今回、都知事選の3回目の立候補した小池さんはどうか。何をやったか。特に政治理念は無さそうで「自分が目立てば何でもやる」私利私欲に富んだ人材だ。表に出すぎが鼻につく。

今回の選挙も東京大改革3.0の公約だが、内容をしっかり銀にする必要があるが、誰でも提案できる政策だ。問題は「政治改革」だ。


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