2022年12月5日月曜日

マスクの着用始める時、止める時;今は「外す」勇気?

不織布マスクと検査キッド

何事もそうだが、始める時より止める時の判断が難しい。2年前に始まった対コロナ政策でマスクの着用が始まった。マスクは市場から消え入手し難くなると業界外のメーカーまでマスク製造に参入した。そして今、店頭にはマスクが箱ごと展示され、値段も落ち着いた。 

有名メーカーのマスクは入手を申し込んでも落選の続きだったが今、メールに当時抽選に落ちた人に期限付きの販売促進のメールを送っている。それが度重なるメールだからマスクメーカーも販売に苦心しているのだろう。 

コロナも第8波に入るが今まで築いたノーハウを活かし対応している。経口薬も承認され、従来と同じインフルエンザの第5類に格下げされようとしている。 

岸田総理も「外で人どうりが少ないとマスクを外そう」と提案し、官邸での立ち止まっての記者会見もマスクを外してコメントしている。

テレビで海外に事情を見るとコロナは流行っているのだが国民はマスクなしでの行動だ。「大丈夫か」と想うが早くからのマスク無着用で自然抗体が出来ているという。 

私も道路を歩くときはマスクを顎まで下ろしている。ところが対向者はマスクにわざわざ手をやったり、歩行者側を変えようとする。顎まで下ろした人もいれば完全に外し手に持った人もいる。女性に多い。 

でも店の中や駅、電車の中など人ごみのする場所ではマスク着用だ。

第8波に入り市中感染と想われるクラスターが身近でも起こっている。親戚でも全員感染したが症状は軽かったという。私に「大丈夫か」と聞くから「年寄りの多い場所を見つけて行動している」と答えている。年配者で外を歩いている人は元気な証拠、安全な人たちなのだ。

何時、マスクなしの生活に戻るか。今は「外す」勇気のいる時なのだ。

corona対策ばかりではない。異次元の金融緩和策も始めたのはいいが、止めるとき、出口戦略で決断ができない。「2%2年」を目標にしていたが9年近く未達のまま今日に至っている。それは止めるときを厳しく定義していなかったためだ。

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