ＭＦ三笘の「神の足が働いた」か：サッカーＷ杯 対スペイン戦奇跡の逆転

朝日新聞２０２２．１２．３

コスタリカに負けたがドイツ、スペインに勝ちに本が２勝１敗でＥ組通過と言う。世界ランキング第７位のスペインを２４位の日本が下したのだ。メデイアハ「ドーハの悲劇」を持ち出し大興奮だ。 

サッカーには余り興味がないが、テレビでは負けても勝っても詳細に報道されるから自然と目が行く。めまぐるしき変わるボールの位置、攻撃、守りの態勢、ゴール前のクロス、何をやっているのか素人には分かり難いが「一瞬の隙」チャンスをつかんだほうが勝ちだ。 

今回スペイン戦は後半のゴール前にクロスを入れる堂安、そのクロスを折り返す三笘が折り返し田中がゴールするシーンだ。 

新聞で見ると球はＭＦ伊藤→ＭＦ田中→ペナルテイー内のＭＦ堂安→シュートを狙うが足ＷＦ前田→その奥にＭＦ三笘　→ゴールを決めたＭＦ田中とめまぐるしきシーンが変わる。 

問題のシーンは三笘のゴールライン際で懸命に左足を伸ばし、触った球が高くはねゴール前へ、そこに飛び込んできた田中がゴールを決めた。田中の近くには相手方のＤＦもいた。　

問題は球がゴールラインを割っていたかどうかだ。ＶＡＲ判定でゴールが決まった。 

三笘の「神の足が伸びた」のだ。「１ｍｍでもかかっていれば」と思ったそうだが、田中は「出ているな」と感じたそうだ。２人の判断は違っていた。でも句言うシーンはずっと練習してきたと田中さんは言う。

今回のスペイン戦はチーム全体がリスクを犯してでもゴールを奪いに言った意識が勝利につながったようだ。 

朝日新聞（２０２２．１２．３）天声人語にサッカー界のスーパースターマラドイナが「神の手が働いたんだ」と語った逸話が載っていた。１９８６年のｗ杯メキシコ大会のイングランド戦でのこと、ゴール前の競り合いで頭ではなく、左手に当てた球がゴールになったのだ。違反だが審判が見ていなかったのだ。

今は際どいシーンはＶＡＲ判定で誤魔化せない。正々堂々とした三笘さんの「神の足」が動いたのだ。