2022年12月11日日曜日

臨時国会を逃げ切った岸田総理:「安泰の3年」が「岸田降ろし」の政局へ

 

やっと逃げ切った格好の岸田総理だが、今後総選挙まで「安泰の3年」から「岸田降ろし」の危うい政局へ。これと言った後継者が見つからない自民党内の事情もあって先行きが読み難い。

しかし岸田総理の資質は国民に詠まれている。世論調査の支持率は37%、しかし自民党支持率が恐らく30%以上あるので青木法則の50はクリアーだ。自民党内部で危機感も出ているが何しろ後継者が居ないのでどうしようもないか。 

切羽詰って成立させた旧統一教会などを対象にした被害者救済新法も3ヶ月の急拵えだったが、2世信者をどう救済するか、高額献金、寄付のあり方、配慮義務か禁止行為か、公明党の関係もあり今後も見直しが必要なないようだがやっと成立した。 

元信者らは早期解散させろという。解散命令請求も20万人を提出、被害者団体が新しい被害者を抑えようとしている。若者を脱会させれば信者も減ってくる。公明党支持母体の創価学会も若者が脱会しているという。 

何しろ自民党最大派閥でいまだ、安倍元総理の信望者が多いことが問題ではないか。山口選挙区からまず脱安倍が出来ないか。 

今国会も2023年度予算、税制改革、安全保障、防衛政策など重要政策が山積、支持率低下の岸田政権に重要法案を任せていいのか。 

そうは言っても後継者が見当たらない。

麻生、茂木さんらの派閥が岸田政権を支えている。次を狙うと思われる西村さん、河野さん、林さんは閣内に取り込まれている。先に総裁選で戦った河野さんは発信力があるというが発言が多くて整合性されていない。西村さんは官僚に評判が悪い。林さんは山口県で脱安倍をやるチャンスはあるが、何しろ親中派だ。信頼性に問題ありか。 

石破さんは時々メデイアで発言しているが自民党内で評判が悪く賞味期限切れか。

現役知事から誰か出るか。大阪、宮城、静岡などの県知事が名が売れているが国政で引っ張っていける力はない。小池さんも都民ファーストは落ち目、コロナ対策では一時総理の尻を引っぱたきメデイアに出ていたが今は静か。岸田総理も出席しないCOP 27に出席したが記事にならない。 

次の次を目指すという立憲の泉代表だが、政党支持率数%では無理、野党をまとめることもできない。連合の共産嫌いには困ったものだ。

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