一体円高、円安と言うがどこに基準を置いているのか。前日の値に比べて安ければ円安、高ければ円高と言っているだけではないか。150円で政府が為替介入したが円は高値に動いたが、直ぐに元値に戻ることを繰り返し、何のことはない今は137円台、FRBの利上げ、そのペースで動いている。
財務省は急激な変動は許されないと、市場に警告しているが、市場は少しでも利益を出そうと介入に警戒しながら売り買いしている。
今の為替レートをどう考えるか。朝日新聞(2022.12.18) GLOBE で「物価の謎」に目が留まった。マクドナルドのビッグマックを各国の値段で筆禍牛為替レートの比較をした内容だ。瑛の経済紙エコノミストが毎年算出しているらしい。
アベノミクス前の2017年7月と2022年7月を筆禍牛手居る。それによると
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為替レート |
ビッグマック価格(日本) |
ビッグマック価格(米国) |
米国価格を円環算 |
2012年7月 アベノミクス前 |
78円22銭 |
320円 |
3.96ドル |
309円 |
2022年7月 アベノミクス後 |
137円87銭 |
390円 |
5.15ドル |
710円 |
2012年7月の為替レートでは日本でのビッグマックの値段は320円、米国の値段を円換算すると309円と大きな差はないが、2022年7月では日本で390円だが米国での円換算では710円になり倍半分の大きな差が出てきている。
購買力平価から考えると日本は言われているとおり「安っぽい」のだ。
一橋大名誉教授の野口先生は「この20年、特に安倍に見クス画はジョイ真って殻の10年は急速に貧しくなったしまった。円安政策を推し進めた結果、国際的地位が大きく下がった」と指摘する。
指摘の通りだ。
民主党政権末期の野田政権時は円高、株安だった。しかし円為替も世界的には通用するレベルだったのではないか。又株安も問題になったが、今の株高はバブル経済だ。何時、株価が下落するか。バブルを抑制するには利上げしかない。
アベノミクスは多くの専門家が指摘するように非伝統的金融政策だ。効果を検証しながら出口戦略を急ぐべきだが日本は世界に遅れをとっている。低金利政策は企業、日本産業の力を低下させてしまった。
物価も一時上がっているが、賃上げを伴っていない物価上昇は「好ましい景気循環」ではないと言い、黒田総裁は来年は物価も下落するという。
為替は日本の国力を評している。理想的円レベルはいくらなのか。今、日本の観光地、生産者、販売業者は中国人の来日と爆買を期待しているが、そういう経済を早く卒業すべきだ。
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