2023年7月7日金曜日

妙義山は200万年前の火山活動でカルデラ形成、20㎞離れた浅間山は13万年前噴火と休止

安中市磯部から妙義山(中央)、浅間山(右奥)
を望む

君は群馬県西部の妙義山を見たことがあるか。複雑で急峻な奇景を見せる姿は信越線、上信越道から容易に気が付く。一方直線距離で20㎞離れている浅間山は今活発に煙を吐いている。妙義山と浅間山は20kmしか離れていないので地下のマグマ構造は似通って活動も同じと思っていたが大きく違うのだ。

私も群馬県に住んで異様な姿の妙義山には興味があった。おそらく海底から地殻の隆起で出来上がったのだと思っていた。妙義道路を建設する時に貝塚が見つかっているのだ。海底にあったのだ。

ところが民間研究者らで作る「妙義団体研究グループ」が40年の研究結果、火山活動で形成されたカが長年にわたる浸食作用などで急峻な地形となったという。

研究によると、1100万年前は海底、600万年~500万年に陸地になり火山活動が活発になり500万年~200万年マグマ活動から妙義カルデラができ浸食で今の形になったという。カルデラ活動とは驚いた。マグマの噴出個所も確認されたそうだ。

白雲山が1104m、ご神体として妙義神社がある。

一方、20㎞程離れ、今盛んに煙を吐いている浅間山2568mはどうなのか。13万年前から噴火と休止を繰り返す活火山だ。1783年には天明の大飢饉と言われた大噴火を起こした。

どうも妙義と浅間は関連がなさそうだ。思い出すのは箱根で噴煙が出たとき富士山も危ないのではないかと言われていたが、先の富士山噴火での記録である古い記録を見ても箱根に言及された箇所は見当たらない。

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