私たちは政治を「保守」か「リベラル」かで区分していた。安倍さんを「保守」、岸田さんを「リベラル」と思っていたが、何のことはない岸田さんは安倍さん以上に保守的なところもある。
相なんだ。保守かリベラルかの区分は無理なのだ。保守の中にリベラル、リベラルの中に保守があるのだ。そうでなければ広く国民に支持されることは難しい。
そう思うとき、読売新聞(2023.7.9)の「よみうり堂 本」蘭で「まっとうな政治を求めて」マイケル・ウオルシャー 著を東大教授の苅部さんが書評しているのが目に付いた。
ウォルシャーの政治評論は「リベラルな社会主義」に置き「公正な社会」を目指しセクト主義を批判、多くの人の共存を志向するという。つまり考えの違う多くの人が集まり不公平を是正していくというのだ。
「リベラルな」とは多様な立場を共存させる道徳という。排外主義、ポピュリズムを批判している。
そのためにはうそを見抜く能力を育てる学校教育、リベラルな大学教官が必要になるという。
政治家全員に読んでほしい「まっとうな政治を求めて」だ。
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