プーチンがウクライナ侵攻を決めた理由は「NATO拡大阻止」、「迫害されている親露派銃7民の保護」「ネオナチ」だったと思う。ところが今回のプーチンの無謀な行為でフィンランド、スウェーデンがNATOに加盟しロシアは1300km国境線が伸びた。安全保障上も大変なことになる。
また、南部戦線、東部戦線でのウクライナとの戦いは苦労している。ロシアの無駄な抵抗で親露派住民まで犠牲者が出ているし、ダムの堤防の破壊は親露派住民の地域70%が水浸しという。
侵攻から500日、プーチンは戦争続行の意向だが、国内当時は混乱、若者は国外脱出、政権の正統性も疑問符が出てきた。
そんな時、ハーバード大のセルヒー・プロヒー教授が朝日新聞(2023.7.19)オピニオン「ウクライナ戦争の先は」のインタビュー記事で「今回もウクライナが勝つでしょう」と主張する。
それによると、ソ連解体後、多くは権威主義的統治をしているが少数派民主主義統治だ。ウクライナは少数派に属する。それはウクライナの建国神話抜きには考えられないという。社会面では「成り行き民主主義」、「腐敗撲滅運動」、「脱オルガルヒ」で経済面では農業とIT分野で繁栄を見せていた。
建国神話に裏打ちされたウクライナ国民はロシアの無謀な戦争にも耐え、ロシアに同等以上に対抗している。
セルヒー・プロヒー教授は「帝国と植民地との戦争は必ず、植民地の勝利に終わる」といい「今回もうくらいなが勝つでしょう」と見通しを述べた。
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