2023年7月3日月曜日

関東大震災に学ぶ:震源域が遠い東京で何故被害大、次はどうか

読売新聞 2013.9.1
都市地震 大火の恐怖 関東大震災90年

1923年の関東大震災から100年、震源は神奈川県西部、小田原だが震源は広域に広がり各所で大きな被害を出したが、顕著なのは震源域から遠い東京で東京で被害が大きかった。
竹村名大教授の「関東大震災がつくった東京 首都直下地震へどう備えるか」の新聞書評は役立つ。

それによると、東京で被害が大きかったのは道路や子うんなどの基盤整備がおこらわれないままに人口が集中、東京は横須賀市や鎌倉市などの震源域から遠いにもかかわらず、家屋の焼失や火災による死傷者が多かった。

竹村さんは7年かかって帝都復興事業を見直し、この復興事業に取り残された周辺地域の無謀な開発復興事業、工業化による液状化など目指すべき姿が見えてこないと批判する。

首都直下型地震と言っても19例あり、一番注目されているのが大田区、品川区を通って都心部に至る地下50kmのフィリピン海プレート内の断層が動いた時だという。首都に一番被害が大きいと想定されている。

私も大田区に住んでいる。見渡すと危ない状況がたくさんある。

木蜜住宅が注目されているが、大田区でも古い一軒家を潰してそこに20m2の小さな池が複数戸建設されている。木蜜住宅より危なくないか。

急傾斜地のマンション、一戸住宅が多数存在する。相当な傾斜地だ。当然にボーリング調査をしているだろうが1本の杭が不備だっても被害が発生する。大丈夫か。

1階が壁なしの駐車場、戸建てが多い。壁で耐震性を保っているのだろうが、地震波の入ってくる方向によっては非常に危険だ。

また、大田区は大きな樹木を保護樹として保存管理しているが地震で倒壊の危険があり、道路を塞ぐと大変なことにならないか。

塀も多いが、倒壊して度道路を塞がないか。

高層マンションは長周期地震動の影響を受ける。免振装置があっても安心はできない。

多摩川などは液状化が問題だ。雨などが想定されれば土手の決済、住宅の水浸し、また街中にたまった雨水を吐き出すことができず、街中浸水も危険だ。

℃湯する。注目だ。

 

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