2023年7月5日水曜日

政治家とは:どうすれば政治家になれるのか

 朝日新聞(023.7.4)オピニオン&フォーラムで「政治家と年齢」が耕論されている。若くして市長になった人、高齢議員の存在感を論じた人、被選挙権について論じた人が出ていた。

私はむしろ、政治家にはどうやってなるのか。政治家と言われる人について考えてみたい。政治家とは地方の自治体から中央の国会で議員をしている人のことか。

今、そういう議会に出ようとすると、村では地区の名士、世話役、自営業が多い。町になると企業があれば労働組合、何か知己のために活躍している組織の長などが考えられ、国会になると国家公務員、全国組織の推薦者、政党の推薦者、公募が議員の供給先か。

著名な人が集票しやすいので芸能界、テレビの情報番組でコメンテーターをやっている人、スポーツ界などが供給減になる。

しかし、政党などが有能な人として立候補を依頼しても家族のあることないことを書かれるのはイヤと辞退するケースもあるそうだ。また、著名な人が当選しても1年生議員、活躍の場がないということで早めに辞職する人もいる。

議員になるために頑張っている人も、選挙運動、選挙資金、選挙カーでペコペコするのが嫌な人、支持者を確保するのが難しい人もいるだろう。

選挙運動しなくて公約は選挙公報で発表し当選できれば誰でも立候補できるのではないか。問題は当選しても1年生議員、国会内での活躍の場はない。自分の望む委員会で審議できる場も著名な人でない限り無理だろう。

当然に暇だから金集めに走り回り「政治とカネ」で引っかかるようになる。

一方、地方では議員になり手がいない。無投票当選が続く事例が多いらしい。新しい候補者が出てこないのだ。

国政選挙でも世襲議員が多い。世襲で議員を職業としている人がいる選挙区で現選挙制度では政党に支持されないと若手も立候補が無理か。更に都会の選挙区であれば若手でも出てみようとする人はいるだろうが、有権者数合わせで山間部を多く抱える選挙区では若者は敬遠し、必然的にせ衆議員の独演する選挙区になってしまう。

しかし、何と言っても誰でも立候補しやすい中選挙区制に戻した方がいいのではないか。それが現在に政治改革の一番のテーマではないか。


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