7月1日に7か月半ぶりに円安145円台、昨年尾介入基準と思ったら7月12日には円高の138円後半だという。投機筋の儲けを出すための激しい動きだ。鈴木 財務相が行き過ぎた円安をけん制する。
一方、荻生田政調会長は「円安で稼ぐ」と言う。円安も悪くはないのだ。外国人訪日客、生産施設の国内回帰、輸出拡大で円安でも稼げるというのだ。
そう思っていたら今度は円高だ。FRBパウエル議長の利上げ発言、日銀植田総裁は動かないことが基本だ。
確かに今、米国経済、パウエル発言に右往左往している。米国はインフレ対策優先だ。一時利上げを停止したが間もなく利上げするという。雇用条件もいいらしい。一方日銀は大規模緩和策の継続だ。見直しの観測も流れるが一歩も動かない。これでは金利差が出て円安だ。
しかし日本経済もよくなっている。円安で物価は上がっている。非製造業ぶもんや中小気御油は苦しいが輸出産業は好調だ。賃上げも効果があったか消費が伸びている。賃上げと物価がどういう関係にあるか詳細はわからないが日銀が大規模緩和策見直しに踏み込むのではないかと投機筋は読んでの円高なのだ。
そういう状況がオオカミと少年の状況に似てきた。1年半ほどかけてアベノミクス、大規模緩和策を検証し、任期のあと半分で検証結果を生かすなんてのんびりしたことを言っていてはいけない。
投機筋に急激な変動をけん制するのであれば緩和策見直しに踏み込むべきだ。そうすれば金利差も知事○。
0 件のコメント:
コメントを投稿