2023年7月12日水曜日

どうなるウクライナ問題(9):ロシアに気遣っていて戦争に勝ち目があるのか

 両者「弾切れ」でジ・エンドになるかと思っていたが、そうはいかない。米、NATO加盟国はウクライナ支援を継続、ロシアはイラン、北朝鮮と「ならず者国会」と手を組む。

先のプリゴジン氏率いるワグネルの氾濫ではプーチン政権の脆弱性が暴露され、プーチンはプリゴジン氏を反乱者と決めつけたが処罰はでき合い。驚いたことに反乱収束後にプーチンと、プリゴジン氏が会談していたのだ。

更にプリゴジン氏の豪華な別荘、私邸を捜索する映像が流れた。金塊や札束が無造作に置いてあるシーンには驚く。プリゴジン氏の人気を落とす作戦だったのだろう。

ロシアから流れる情報の信用度は低い。原発の屋上に爆弾を仕掛けた映像が流れているが、本当か。ロシアはあらゆる面で原発、核戦術で欧米をけん制する。ベルラーシの核戦術を配備したというがルカシエンコ大統領は「拒否権は自分にある」と主張する。

一方、米、NATO加盟国はスウェーデンの加盟を認めたか。フィンランドについで大きな成果だ。フィンランド加盟でロシア派1300kmの国境防衛が必要になる。大きな負担だ。

プーチンがウクライナに侵攻した理由の一つがNATO拡大阻止だった。フィンランド、スウェーデン、ウクライナ、ジョージアなども加盟を目指している。

加盟が成功すれば侵略されたときに加盟国は集団防衛の義務がある。今、ウクライナの加盟はできていないが、アメリカ、ドイツなどは時期尚早と思っている。ウクライナが今加盟するとロシアを刺激牛、核戦争、第3次世界大戦の危険があるからだろう。

こんなにロシアに気遣ってばかりいて戦争に勝てるのか。米国の弱腰をプーチンは利用している。

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