2023年7月26日水曜日

今日の新聞を読んで(624):大西洋の海洋大循環弱まる?ヨーロッパは氷河期に逆行か

「不都合な真実」アル・ゴア 2006講談社
大西洋を北上するメキシコ湾流の水温が下がり、
淡水流入で塩分濃度が下がると大きく海流が潜り込む
ことができず世界の気候に悪影響する。ヨーロッパは
寒冷化、氷河期か

 海のすべての海流はつながって大きな輪になっている。この輪が「海洋コンベアベルト」と呼ばれている。世界の気候に大きな影響を与える大西洋の海洋循環だ。

メキシコ湾流の温かい海流が大西洋を北上し、グリーンランド付近で氷河などが解けて淡水が流れ込む。熱が取られて水温が低くなり、淡水が流れ込むので塩分濃度が下がる。本来大循環は水温が冷たくなり、塩分濃度が上がり重くなって毎秒2000万トンが沈み込んでいる居場所だ。

その沈み込みが弱くなっているというのだ(朝日新聞2023.7.26)。

大学の研究チームが海面温度のデータで大循環がどうなるかシミュレーションした結果、早くて2025年、遅くとも95年には循環が止まる可能性があるというのだ。

これは気候にも影響する。ヨーロッパなどは寒冷化するらしい。氷河期に逆行という。アジア、アフリカは乾燥がひどくなる。初めてのことではなく、過去にも事例があり、hが氷河期に逆戻り900~1000年の間続いたというのだ。

地球温暖化はあらゆる面で悪循環している。一度氷河期を経験したほうがいいのか。

地球温暖化の影響受けず水温が下がり、塩分濃度が高いと
大きく潜り込み海流は大循環する(不都合な真実)


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