2010年5月14日金曜日

小沢関与疑惑:「そうか そうしてくれ」は指示/共謀ではないか


兎に角、情報が少ない。嫌疑がかけられている小沢さんの情報公開がすくない。憶測が大衆迎合で「小沢たたき」になり、検察審査会で「強制起訴」の可能性まで出てきたと見られている。参院選を考えると、不利なことは当たり前だ。

そこで、政治資金規正法違反容疑がかかっている小沢さんが、政倫審に出て、説明するらしい。政倫審で説明すれば、県民、国民は理解してくれるモノと思っている。

問題の行為は、代表選に影響があってはいけないと、土地購入とその資金4億円の事実の表面化を隠すために記載を翌年度の報告に廻したことだ。政治資金規正法の目的は公明正大な民主政治を国民が監視するものであり、代表選やサポーター確保に影響が出てきてはまずいと考えたのであれば、重大な違反行為である。

讀賣新聞の報道によると、石川さんが説明し、小沢さんは「そうか そうしてくれ」と言ったという。常識で考えれば、石川さんの説明を受け、「そうしてくれ」発言は、指示したことにもなるし、共謀したとも考えられる。定期預金を担保に融資を受けるための署名は安易に出来るモノではない。

虚偽記載だけを考えると形式犯で、修正申告すれば済む問題かも知れない。

しかし、小沢さんの場合は、国会議員では異常な程の巨額な不動産取引、4億円近い土地購入代金の出所、定期預金があるにもかかわらず銀行からの借り入れを工作したマネー・ロンダリング、政治資金の扱いで疑いが強いのだ。

おまけにその資金の一部が、水谷建設からの違法献金ではなかったのかとも見られている。

水谷建設側は、1億円持参したという。今の状況下で水谷建設がウソを付かなければならない理由はない。本当の話なのだろう。

一方の小沢さん側は、強く否定している。当然の話だ。職務権限などで贈収賄罪はともかくとして、脱税、詐欺罪などの違法性が出てくる。嘘を付かなければならない理由があるのだ。

小沢さんという権力者を落とすことは並大抵のことではない。検察はどこまで行けるか。すでに重要な書類は隠匿あるいは破棄されていると思うが、家宅捜索はやらなければならないのでは。
170億円にも上る民主党への政党交付金を平等に配分するのではなく、恣意で配分し自分の権力を増大させている小沢さんに民主政治など期待できない。
写真:小沢関与疑惑のポイントを報じる読売新聞記事

ここはきっちり小沢疑惑にけじめを付けるときだ。小沢さんがいる限り、金権政治からの脱却は出来ない。

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