2018年3月25日日曜日

日米貿易戦争:トランプ大統領、安倍総理の「ほほ笑み」外交に警告か


新聞報道によると対日貿易赤字でトランプ大統領が安倍総理の「ほほ笑み」外交を疑っているという。日本は中国に次いで対米貿易ではアメリカが688億ドル(7兆7000億円)の赤字だという。

中間選挙も控え公約のラストベルトの雇用など促進するために対象国に関税をかけることに決めた。日本は従来のトランプ-安倍の友人関係から対象国から除外されると考えていたが予期せぬ除外対象国から外れた。

対米貿易で赤字の大きい中国や日本に互恵的関係を求めてきたのだ。トランプ大統領の得意とする2国間協議だ。安倍総理とトランプ大統領との親密な友人関係は一体何だったのか。トランプ大統領の本意が分からず表面上はうまく行っていると身勝手な評価をばらまいていたのか。

24日の新聞でトランプ大統領は対日貿易に関して「安倍総理と話をすると微笑んでいる。「こんな長い間米国を出し抜くことが出来たとは信じられない」という笑いだ」と言ったそうだ。

そして米国を利用してきた日々は終わると警告しているのだ。安倍総理の「ほほ笑み外交」を批判した。でもアメリカだって日米経済対話で2国間協議をやっているではないか。

4月の訪米では何を話すのか。安倍総理は経産省主導の経済政策、外交をやって来たが裏目に出た。

対米、対中国、対ロシア、対北朝鮮と安倍外交は難題を抱えて解決の道が見つからない。北に対する制裁強化一辺倒は対話重視(?)、プーチンの極東開発は北方4島の返還どころか経済支援を強要されている。中国の尖閣諸島の領海侵犯は一向に改善しない。結局相手にされるのは中所得国への経済支援をお土産の外交しかないのだ。26兆円の支援策はどう生かされているのか。

ビジネスライクのトランプ大統領を相手では一筋縄では行かない。

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