2018年4月24日火曜日

今日の新聞を読んで(152):安倍総理は今の政局の実体を把握しているのか


安倍総理は現在の野党の国会審議拒否、森友、加計問題での財務省の混乱の実体をどう把握しているのか疑わしいニュースに唖然とする。

自民党二階派のパーティ-で「これからも国民の負託に応え責任を果たしていく決意」を表明し自民党総裁選3選をも目指すと言うのだ。

「行政のトップとしてこれらの不祥事の責任は私にある」と言いながら自ら引責辞任するのではなく、再発防止を図るというのだ。それが自分の責任と思っている。

安倍総理は信頼しているという柳瀬元秘書官を82%の国民は納得していない。福田前財務事務次官への対応は76%の人が適切と思っていない。森友、加計問題、公文書管理問題では安倍総理の責任は「大きい」と74%が思っている(読売新聞2018.4.23)。

安倍総理は自分には関係ない事と思っているだろうが国民はそうは思っていないのだ。それでも世論調査では自民党支持率が30%を越えている。そのことが安倍内閣を支持していると誤解しているのか。

現在の政局は憲政史上まれに見る安倍総理夫妻による大疑獄事件だ。「解明を徹底すること」と、「他にも審議すべきことがあるだろう」と国民の考えも拮抗している。

しかし、この政局の混乱を解消するには安倍総理自らの引責辞任しかない。安倍推す理が止めても政治的に困ることはない。


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