2018年4月18日水曜日

「進退はご本人が決めること」:安倍政権で多発する不祥事の常套句か


「進退はご本人が決めること」とは閣僚などが不祥事を起こしたときの安倍政権の責任の常套句だが、安倍政権で多発しているように思える。今度の財務省事務次官のセクハラ問題の対処は異例だった。本来なら責任をとって引責辞任すべき事態であるが何と、記者クラブへ被害に遭った人は申し出てくれと言うのだ。

当然に与野党からも批判の声が上がった。当然だろう。しかしこんな破廉恥なことをやったのだから本人は辞意を申し出たのだろうが、麻生さんに責任追及がいき、そして安倍総理の責任が追及されることを回避する為にこんな処置となったのだろう。

日本の財政の舵取りをする事務方トップの不祥事に愕然とする。早く責任をとらせる事も考えられたが佐川さんに続く事で財務省としては回避したかったのだろうか。

安倍総理や官房長官は事案が発生すると「進退は本人の決めること」と突き放したり、「しっかり仕事をやっていってもらいたい」と責任を回避したりする。

しかし、その度に安倍総理は「任命責任は私にある」とも言うが責任をとるつもりはない。だから不祥事が多発しても今まで安倍政権が持っている事になる。
世論調査でも30%の人が安倍政権を支持しているのだ。

でも、一番責任をとって欲しいのはやっぱり安倍総理自身ではないか。最高の責任者であるのだからそれなりの責任はある。

今、引責辞任すべき人は他に麻生財務大臣、加藤厚労大臣、就任したばかりだが小野寺防衛相だろうか。柳瀬元首相秘書官も安倍総理の悪巧みに大きく貢献している事が分かれば引責辞任すべきだ。

森友問題でキーマンになった安倍総理夫人の昭恵さんに引責辞任を要求すると安倍総理を離婚しろと言っているようなものだから無理だ。

閣僚、官僚はいつでも責任をとる覚悟で行政に当たって欲しいモノだ。不祥事は自分だけでなく家族にも恥ずかしい思いをさせるのだ。

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