2018年10月1日月曜日

沖縄県知事選に見る:勝っても(県政)負けても(安倍政権)前途多難


今回の沖縄県知事選は、県民以外でも国政に関する重大な争点があり関心を示さざるを得なかったが、勝っても(県政)、負ければ(安倍政権)勿論のこと厳しい政局が待ち構えている前途多難なことは確かだ。

結果は「辺野古に新しい基地を作らせない」「政府に(県民)の思いと伝える」と争点を明確にした玉城さんが、「普天間早期返還」は主張するも「辺野古移設」には言及しなかった佐喜真さんに8万票の大差をつけて勝利した。

翁長さんの弔い合戦もあっただろうが安倍政権に一矢を放ったことは意義が大きい。

争点をはっきりさせれば安倍政権が狙う「経済、雇用の好転」など経済へと関心を反らす作戦は成功しないのだ。

沖縄県民はしっかり争点を捉えていたのだ。

野党は勢いづくが今の野党では安倍政権には歯が立たない。来る参院選を野党共闘ができるかだが、国政になると主導権争いの悪い病気が出てくる。

与党、安倍政権は参院選での戦いが厳しくなることぐらい知っている。一強、強権政治の安倍さんの顔では戦えないのだ。では誰かと言っても麻生さんではさらにまずい。財務省の不祥事を他人事のように言うし、失言が目立つ。

安倍政権は経済、雇用、外交などを訴えるだろうが、辺野古移設は時期が遅れても強行するしかない。アメリカとの約束なのだ。

玉城県政も考えられる法廷闘争の繰り返しになるだろう。補助金、交付金なども不利な扱いになる恐れもあるだろう。周辺市長選挙から玉城県政崩しを仕掛けてくるだろう。

翁長県政を踏襲するしかない。

でも、地方自治では沖縄県に独自の政策を実施するときは沖縄県民の賛否を問うのが法の精神だろうが国の安全保障にかかわる事案は別か。

「頑張れ 玉城!」

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