2020年8月16日日曜日

今日の新聞を読んで(383):安倍総理! 「給料分の仕事」をしているか


安倍総理よ 「給料分の仕事をしているのか」と私も問いたい。野党の要求する臨時国会も開かず、閉会中審議にも出ず、新型コロナウィルスという「国難」にあってもまともな記者会見もせず、夏季休暇が取れず好きなゴルフも出来ないと不満を言う。

得意(?)とする外交もままならず、G7は大統領選後に先送りされた。広島、長崎の原爆忌に出席し挨拶するもコピペらしい。熱意がないと批判される。

安倍総理は本当に国民のために政治をやっているのか。

そんな時、朝日新聞(2020.8.16)「日曜に想う」で福島編集委員の「政治の責任 給料分の仕事とは」が目に付いた。

内容は、1961年ケネデイー大統領がキューバ革命政権の転覆を狙った作戦に出て失敗した。大統領は一人自分の責任を認めたが、「今週は給料分の仕事をした」と自分を励ましたそうだ。

アメリカの近くにソ連の共産党政権が出来ることは安全保障上も一大事、ケネデイー大統領は転覆作戦に出たが失敗したのだ。

その後だったか、ソ連のブレジネフ首相がキューバに核兵器を持ち込もうとしたがアメリカは公海上で兵器を積んだソ連の船のキューバへの航行を阻止する作戦に出た 

世界は「一触即発」の危機感で注視していたが、ブレジネフは船をUターンさせキューバへの持込をアメリカは阻止出来たことがある。このときも「給料分」の仕事をしたことになるか。

翻って中国の尖閣諸島領海侵犯事件を考えてみよう。2022年に向け領海権主張をしているのだろうが、日本は外交ルートでしか抗議をしていない。中国は日本は手出しできないことをわかってやっているのだ。別の考え方をすれば日米同盟への挑戦かもしれない 

日本は領土、領海、日本漁民の生活を守るために自衛艦で領海侵犯、日本漁船への操業妨害に対応したらどうか。アメリカとの軍事同盟によるけん制等中国はどうとも思っていない。侵犯事件には武力行使し対抗すべきだ。

今、イージスアショアの計画中止で今後の日本の防衛をどうするかが政治課題になり、「敵基地攻撃能力」が上がっているが、尖閣での中国公船、漁船に武力行使も出来なくて、何で敵基地攻撃だ。 

内政も混乱している。 

新型コロナウィルス対策で小池都知事は「特別な夏」と帰省自粛を促す。一方、政府は「一律に自粛要請はしない」「3蜜回避、手洗い励行でGOTOトラベル」という。感染者数が高いレベルを維持している東京と政府の考え方にギャップがある。世論調査では75%が小池知事支持だ。 

毎日テレビに顔を出し「今日は386人・・」などと発言し民間テレビのニュースキャスター気取りが目に付く。必要以上に煽っていないか。

安倍総理は念願の長期政権を達成したが、「政治的功績」は誰が見ても負の遺産が多い。民主政治の根幹を揺るがしたし、私利私欲で走った。「モリカケ問題」「桜を見る会」、「河井議員への1.5億円の資金提供」は国会が開かれれば必ず野党から攻撃される。それがいやで開けないのだ。

「あの悪夢のような民主党政権」と揶揄するが、民主党政権の方が政治的功績は多い。ままならぬ国会審議をよそに「野党合同ヒアリング」は多くの業績を上げている。民主党政権時の「事業仕分け」の名残だ。

民間企業、病院は経営悪化でボーナス、給料カットの動きがあるが、国会を長期休会にしても総理や国会議員の報酬は満額支給だ。おかしくないか。小池都知事は給料減額を実行中だ。

現役閣僚が靖国神社参拝をしたという。閣僚で無かった時代にも参拝していたのであれば問題ないが、閣僚になってからの参拝は何かに挑戦しているのか。「戦死した英霊」に答えるのであれば「しっかり仕事をせよ」と言いたい。

 

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