2020年8月2日日曜日

今、日本の責任者はだれか:菅さん、二階さん、西村さんそれともいまだ安倍さんか

先の参院予算委員会で児玉東大名誉教授が新型コロナ対策で「責任者を明確にし・・・」と発言しメデイアで取り上げられるようになった。全く指摘の通りだ。国難に際しては総理自ら国民の前に出て来てしっかり自分の考えを述べることだが、何を恐れているのか安倍総理は出てこない。

政権の失政を「アベノマスク」と揶揄されていたが、昨日の官邸への登庁の際は、政府が国民に配った小さい布マスクの代わりに広い大きいマスクを着用していた。閣議などでも他の官僚は着用していないのに安倍総理だけが着用している姿に、今回のマスク配布の経緯を見ることが出来る。

悪評だらけで「アベノマスクと夫人とともに去れ」と言いたいところだ。

「安倍総理よ国民の前に出てこい」という動きは大きく、野党は臨時国会召集を要求するが与党、自民党は「何を政策課題にするのか」と反論する。そんなことは国民だって知っていることだ。

2日、NHKの日曜討論を聞いた。新型コロナ、豪雨対策がテーマだった。出席したのは菅官房長官だ。どうして安倍総理が出席し自分の考えを国民に説明しないのか。

コロナ対策では分科会で分析、家庭、職場、飲食で感染拡大が続く。3,4月に比べ、重症化は少ないが中高年に拡大、重症者が増加傾向で注意し対応するという(菅)。

更に感染防止には3密、手洗い、夜のキャバクラ、ホストクラブと場所が分かってきている。医療機関、クラスターの発生で検査を強化する(菅)。

GHOTOトラベルについては、マスク、手洗いの励行で感染のリスクは低い。さらに3密を避ける(菅)。GOTOは地域を守り支えていくという。

政策の決定で変更が激しい。「意思決定過程がダメなのか、環境が変わっているのか」との質問に、「分科会で専門家の考えに沿い決定している」と(菅)。

批判がありそうなところでは、専門家の考えに責任転嫁している。

常にペーパーを見ながら時々頭を上げてこたえている姿を見ると、予め質問内容が相互に調整されていることがわかる。

「政権の骨格はいまのままでいいのか」という質問のは「私の立場では言えない」(菅)と逃げた。誰が見ても菅官房長官が軸になっていると思うが、新型コロナでは西村担当相が顔を出す。

ポスト安倍、解散総選挙では、「総理の判断。まずコロナ対策」(菅)という。自民党幹事長の二階さんがポスト安倍の候補者たちと不思議な動きをしている。新聞は「幹事長続投狙いか」という。

今の政局は政策決定過程でのリーダーは菅さんか、二階さんか、西村さんか、それともまだ安倍さんなのか。












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