2020年8月5日水曜日

新型コロナウィルス対策(12):終着駅は家庭内か

昨日の東京の感染者数309人の内、31人(10%)が家庭内感染だという。新型コロナウィルス対策の終着駅は家庭内となり、一番難しい対応を強いられることになる。

親は外で働き、子供は学校と感染経路は多種多様だ。誰がどこで、感染しているかどうかもわからないままに共同生活しているのだ。発症はしていないので大丈夫と思っていても無症状感染者もいる。

感染が分かっても処置が調整中で自宅待機となる事例が多い。借り上げ施設が不足し隔離できない状態にあるのだ。東京都知事は歯磨き粉にまで細かい注意をだし生活指導するが、何故、オリンピックの選手村を隔離施設に解放しないのか。建設業界団体、組織委員会などとの関係があるようだが、そんな細かなことを言っている時ではなかろう。東京はオリンピックに巨額な資金を拠出しているのだ。

PCR検査を拡大し、感染者を隔離、高齢者を重症化させれば医療体制はパンクだ。児玉東大名誉教授が指摘するように「何もしなければ目を覆う事態になる」のだ。

東京ばかりでなく、沖縄は大変な事態になっている。他の自治体も同じ危険があり、首長は独自の宣言を出したり、行動の自粛を要請する。

事態は政府が「いつ緊急事態宣言を再発出するか」だ。皆注目している。感染者の多い層である20~30代の若者でも「先の緊急事態宣言時のこと」を考えてみよう。大きな影響を受けたのではないか。

今こそ、国民一人一人が自らの行動を律するべきである。


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