2020年8月25日火曜日

安倍総理!「散り際が大事」:長期政権をレガシーに早期の退陣を

 

安倍総理の立場が急変してきた感じだ。居並ぶ政治家を差し置いて長期政権を達成した。でも安倍総理は「政治においては何日間在職したかではなく、何を成し遂げたかが問われる」と記者団の前で述べた。

健康不安がささやかれ退陣の芽も出てきた昨日の官邸でのコメントに「すべての国政選挙で力強い支持をいただいた国民のおかげ、心からお礼申し上げたい。大変厳しいときにあっても、至らない私を支えてくれたすべての皆様に感謝したい」とのあいさつは何か退陣を暗示する内容ではないか。

安倍総理はすべてわかっているのだ。長期政権でも残せるレガシーは何もない。挙げておけばすべてが「負の遺産」なのだ。しいて言えば野党つぶしにかかった国政選挙でことごとく勝利したことだけだ。 

そして一番気にしているのが、①河井陣営へ1.5億円の政治資金を交付したこと。当時広島選挙区では自民党は2人の候補者を立て全員当選を狙っていたが、岸田派の現役が落選した。1.5億円という巨額の資金は総裁である安倍総理の許可がないと出資できないと皆見ている。二階さんも内容は知っている。二階さんをないがしろにすると「ばらすぞ」と脅されているかもしれない。

②自らの後援会の「桜を見る会」その前夜の夕食会の公職選挙法違反、政治資金規正法違反疑惑、自らの後援会の政治資金規正法違反では屁理屈を並べた言い訳が「安倍方式」と言われ違法ではないと主張したことだ。これには660人に上る法曹関係者が地検に告発した。専門家は怒り狂っているのだ。

③森友事件で自殺した近畿財務局の職員の妻が国と当時の理財局長を相手に損害賠償を提訴したことだ。再調査を「必要なし」と安倍総理は判断したが、裁判中にどういう資料が出てくるか、新しい状況が出てくるか。注目なのだ。

お隣の韓国では大統領をやめたとたんに大統領時代の悪事で有罪判決を受け、刑務所生活をしたり自殺者が出たり混乱している。検察が強すぎると改革を試みたが失敗した文大統領も気が気ではないのだ。

悪事にレベルからするとそこまではいかない安倍総理だが負のレガシーは大きい。 

東京オリンピック、パラリンピックも先行き不透明で、WHOは新型コロナウィルスは2年は続くとみている。IOCがWHOに開催の助言を求めるとしたら「NO」だろう。あれほど「誘致ではしゃいだ」安倍総理だ。一人で全責任を負ったらどうか。

これだけの持病を抱えて、「さらに任期いっぱい頑張りたい」は無理な話だ。ここは潔く責任を取って退陣すべきだ。「俺が責任を取るから部下に責任はない」と一言言えないのか。

 

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