緊急事態宣言解除後の北九州の感染者数増加が問題になっているが、これが「異常」な状況なのか、それとも今後どこでも起こりえる「普通」の状況とみるのか。
「新しい生活様式」で社会経済活動を再開、正常化に向かい動き出したかと思われた矢先に、北九州市で新規感染者数が増加傾向を示し市長が「第2波の真っただ中にいる」とコメントを発した。
北九州市は新聞報道によれば23日間ゼロの後、9日間で97人の感染者が出たという。4か所のクラスターが見つかり、小学校でも5人の児童が感染、休校、消毒作業したという。感染経路不明者は34人という。
テレビ報道でも人出が増え、マスク未着用、2mのソーシャルデイスタンスの確保もできていない。これじゃ感染拡大しても仕方ないことだが、西村担当相は、東京都を例にして、「多くは感染経路が追える」と再宣言の考えは否定する。
東京都の昨日の感染者数は5人で経路不明者は4人、3人はホストクラブの男性だという。
考え方として「感染予防」か、「社会経済活動再開」か、どちらに力点を置くかによって評価が変わってくる。
北九州市の事例は「異常」というよりも、今後の「普通」の状況ではないのか。どこでも起きる状況だからこそ、公共衛生に関して十分な認識の下で生活していかなければならない。
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