2020年6月26日金曜日

菅原前経産相は不起訴:では安倍総理後援会の公選法、政治資金規正法違反容疑は

菅原前経産相の香典問題に関する公職選挙法違反容疑を東京地検特捜部は不起訴処分にしたという。では、安倍総理の後援会による「桜を見る会」その前夜の「夕食会」の公選法違反、政治資金規正法違反容疑で600人にも及ぶ法務関係者が東京地検に告発した事案は受理され、捜査されているのか。

菅原前経産相の事案でも捜査した結果、この程度の処分だった。それに比し安倍総理後援会の疑惑は程度が違いすぎる。このまま不受理では民主政治の根幹を揺るがしかねない。東京地検は受理し、家宅捜査し、徹底的に捜査し起訴すべきだ。国民はみなそう思っている。

安倍総理が頼りにしたらしい「官邸の守護神」黒川前検事長は「賭けマージャン」で失職した。検察は総力を挙げて捜査し国民の信用を取り戻すべきだ。

新聞報道では菅原前経産相は「葬儀には自ら弔問し処罰対象となる事実は例外的」、さらに辞任し、記者会見で謝罪していることを考慮し情状酌量で不起訴となったようだ。

一方、安倍総理の後援会の疑惑はどうなのか。国会で追及されると安倍総理の答弁はクルクルかわり、最後は「安倍方式」として違反ではないというのだ。

首相主催の「桜を見る会」への勧誘、前夜のホテルでのバイキング会食は通常なら15000円程度が5000円と格安だった。差額を後援会が補助しているのであれば政治資金規正法違反容疑がかかるが、政治資金報告で記載がない。

安倍総理の説明は、後援者一人一人がホテル側と交渉し費用は直接ホテル側に払ったので後援会はタッチしていないという。「桜を見る会」への勧誘も「広く募集した」というのだ。

後援会、後援者、ホテル側に契約書、領収書の提出を求めたが、拒否された。だから押し問答で真相は見えない。

安倍総理夫妻による利権誘導で、ホテル側にも官邸から圧力がかかっているようだ。

おまけに国会審議で野党議員が「皆がこうしたらどうなる」と聞かれ安倍総理は「この方式なら違反にならない」と答弁したようだ。

民主政治の根幹を揺るがす安倍総理の後援会活動にメスを入れるべきだ。公職選挙法、政治資金規正法で厳しく追及すべきだ。

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