新型コロナウィルス感染拡大防止のための「新しい日常、生活」は今の繁華街、接待業、夜間飲食業を衰退させるのか、あるいは新しい開業形態で生き残ることができるのか。東京での「東京アラート」発動のきっかけにもなった歌舞伎町が注目だ。
「明かりの消えない街の出現は日本経済の高度成長の到来の象徴とメデイアは大いにもてはやしたが、一方、家出青少年、不良化の社会現象をもたらしい石原元知事も夜間歌舞伎町を視察したが、取り巻き連中、メデイアの関係者が多く集まり、これでは視察にならないと途中で中止したものだ。街の正常化に向けいろんな分野の人が活動しているが正常化には程遠い。
しかし、今、新型コロナウィルスはこの状況に警告を発している。
「東京アラート」後も新感染者数の増加がみられても経済再開へ軸足を移した都や政府は感染防止に逆戻りさせたくないことが見え見えなのだ。
小池知事は「感染者不明でも追跡が可能」「夜の繁華街で感染者が目立つ」「院内感染もいまだ多い」と夜の接客業で感染が目立つためにこの分野での安全対策が必要という。
一方、業者側は「マスクで顔を隠したり1mの間隔を取ることでは商売にならない」、「月に100~150万円の経費が掛かる」など、第2波の危険を感じながらも営業を再開するのだ。
映画館などイベントもテーブルや客席を間引きすると収容能力が減り、収益にも影響する。損益分岐点を考えるといつまでもこんなことはやってはいられない。
ポスト新型コロナウィルスでの「新しい生活、日常」はコミュニケーションのやり方を変えるということだが、これで接客業が衰退に向かうのか、それとも感染者数の多さ、医療体制を強化しながら危険をはらんだまま続けていけるのか。
国民の判断一つだ。
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