2日夜 東京都庁赤色照明で「東京アラート」発動を知らせる |
緊急事態宣言解除から1週間、2日に新感染者数34人になり、30人を超えるのは5月14日以来、東京は「警戒すべき上昇」が見られたために小池知事が対策本部会議で専門家に相談した結果、「東京アラート」発動となった。
今までも指標のうち感染経路不明率、週単位の感染者の増加比率が目安を超えていたので何時「東京アラート」が発動されても不思議ではないと思っていたが、経済再開を急ぐ、小池知事や西村担当相は「感染経路が絞れる」こと、クラスター源が分かっているために「東京アラート」の発動が遅れていたのだろう。
今朝の新聞で指標を見ると、新たな感染者数(20人未満)が12.9、感染経路不明率(50%未満)が56.7、感染者の増加比率(1未満)が1.88で指標によっては上下があるが、判断にいたった原因は新たな感染者数の増加傾向ではないか。
2日を2週間さかのぼると5月21日前後、39県で緊急事態宣言が解除されたころだ。各地で人手が増えるテレビの映像をみれば東京だって「気が緩む」ことになる。
25日の全面解除後の週末の映像を見ると、外出自粛、休業要請は何だったのかと疑うほどだ。「懐かしい」「感動している」「ストレスがたまっていたから」など喜びの声とともに「第2波が恐い」と心底喜んでいるわけではない。
マスクの着用風景は変わらないが、2mのソーシャルデイスタンスはどこへ行ったのか。学校や飲み屋、飲食店、スーパーなどでの対応では分かるが、屋外となると確保できていない。
何時も指摘されるのが、夜の繁華街でのクラスター発生だ。感染経路不明者も分かってはいるが言うと「まずい」と感じている感染者が多いのではないか。
東京ロードマップのSTEP2は変わらないとも言う。1日前から実施した業種緩和を変えにくいのだ。
小池知事は「感染拡大防止と経済社会活動の両立を図っていく」というが、どうだろう。
考えてみればSTEP2でのこの生活様式が社会経済活動の基準になるとすればこの程度の指標の変化は当然で、「通常の状態」と見るべきかもしれない。
しばらくはこういう状況が続き、新感染者数の増加が抑制されていると見たときにSTEP3に移行するのではないか。
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2020.5.20掲載
新型コロナウィルスの2020年kら2021年は「経済再開」か、「感染予防」かのトレードオフ(2)
yamotojapan.blogspot.com/2020/05/blog-post_66.html
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