日にちは忘れたが、テレビ東京の「よじごじDAYs」で東京で4000の井戸があるという。その時は 谷中編で地域に存在する井戸を訪ねて歩く番組だった。
後で検索すると国交省の全国地下水資料台帳によると東京に3148の井戸があり、地下水位などを測っているらしい。以前新聞で小学校に設置されている井戸の水位を観測する活動をやっていることが報じられたことがある。
この資料が巨大地震の予知に利用できないか。
地震予知技術としてはGPS測定、FM電波異常、大気中のラドン、イオン数測定など挙げられているが、井戸水の水位測定は学会も認める予知現象だ。3000にも上る井戸の水位測定を誰かがチェックしているのか。巨大地震の発生後、改めてチェックすると水位に異常が見つかったということにならないか。
しかし、これも確かな事象ではない。
以前、京都大学地震研究所が大津あたりの山の井戸の水位を観測していたら突然数位が止まったことがあり、大学は地震発生の危険があることを学会やHPで警告し、データを公開したことがある。
しかしいつまでたっても発生しないのでそのうちにデータ公開を打ち切ったことがある。
30年以内にM7クラスの巨大地震発生確率が70%という地域が広く存在する。確率とすれば「いつ発生してもおかしくない」のだ。しかしなかなか発生しない。いつの間にかオオカミ少年だ。
地震発生の理論であるプレートテクトニクスに疑問が生じていることに加え、マントル対流を起こす地球内部の温度が低くなっている現象もわかってきた。
だからといって、油断すると大変なことになる。地震発生後に「やっぱりこれが前兆だったのか」という前に根気強く入手できるデータを解析することではないか。
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2019.3.17掲載
井戸水の監視:首都直下地震の前兆をとらえられないか yamotojapan.blogspot.com/2019/03/blog-post_17.html
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