辺野古移設計画での沖縄県民の民意はどうなったのか。最高裁は軟弱地盤を容認するのか。そもそもの始まりは仲井真元知事の埋め立て工事変更申請に4日後に辞任するのに政府の強い要請があったのだろうか、駆け込み承認をしてしまったことだ。
仲井真さんは推進派だったのだろうが、それ以降、県知事は反対派が続く。
どうしても推進したい政府、国と反対の沖縄県で激しい攻防が続く。沖縄県が反対のために司法はじめ、諸制度を利用するがことごとく退けられ一度も民意が反映されなかったのだ。
今回の工事の設計変更申請不承認を続ける県に対して国土交通相は承認「是正勧告」 したが、これの取り消しを求めた訴訟で最高裁は敗訴の判決を下した。
工事の内容まで踏み込んだ判決ではなく、ただの手続きに関しての判断だった。軟弱地盤も専門家の間では懸念も残っているし、工事費用も不透明だ。
下級審では沖縄県の意向をくんだ内容もあっただろうが、上級審、特に最高裁では外交、安全保障に関しては踏み込んでいない。行政の問題なのだ。
さらに70%もの民意を行政不服審査制度など諸制度はほとんど退けたのだ。特に憲法に保証する地方自治、住民自治もないがしろにされた。
米国は対中国、北朝鮮での最前線に位置する沖縄の米軍基地は必要不可欠で縮小など考えられないだろう。これからも台湾有事では矢面に立つ存在だ。
日本の安全保障に関して沖縄県民の皆さんには多大な負担をかけていることを忘れてはいけない。
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