昭和47年出版の講談社の現代世界百科大辞典 |
以前にもこの種の記事が掲載されたことを覚えている。私は古い人間なので「百科事典派」だ。古い話になるが20歳代後半に昭和47年に出版された「現代世界百科大辞典」(講談社 全3巻23400円 一巻1000ページ)を購入し今でも本棚にある。
今でも十分に間に合うと思って孫にやったら、場所も取るし今はスマホやPCで検索できるからいらないと言い出した。百科事典ではその前後の関連記事がわかるし、漢字も覚えられるではないか。執筆者や図表の提供企業も巻末に掲載されて信頼性がある。
しかし、古い百科事典だとテーマに載っていないものもあるし、説明が足らない場合もある。例えば今、異常気象を助長し話題になっている「偏西風」は百科事典では180文字以内に抑えられているし、「地球温暖化」はテーマにない。
ウィキペディアで検索すると長たらしい内容だ。要点をサッとするには時間がかかる。しかもボランティアで加筆できるので内容に問題が出てくるか。
新聞に意見を述べていた北村紗衣さんが「正確な情報がネットだけで収集できるかはしっかり考えなければいけない」とウィキぺデイアは信頼できる記事が実は少ないと警告する。記述の信頼性を裏付ける出店は紙の百科事典や書籍や学術論文というのだ。
この意見には賛成だ。最新の百科事典も情報収集に利用すべきなのだ。
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2010.10.10掲載
百科事典の効用:「じいちゃん雨はどうして降るの」 yamotojapan.blogspot.com/2010/10/blog-post_10.html
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