2014年10月21日火曜日

女性閣僚W辞任で安倍総理の「任命責任」は

女性2閣僚の引責辞任に当たって安倍総理の「任命責任」はどうなるのか。いつも閣僚の引責辞任があると総理の「任命責任」を問う声が上がるが、総理は決まって「私に任命責任がある」と厳しい顔で言うだけでその責任をどう表すのかわからないままだ。

20日のテレビニュースを見ていても官邸での記者とのやり取りでも、「任命責任」を問われると背を向けてそそくさと会見の場を去っていく姿が見えた。

野党や記者は、どんな「けじめ」を期待しているのか。

恐らく国会の委員会でも質問が出ると思うが、安倍総理は「新しく任命した大臣が停滞なく行政を推進することを期待する」程度で終わるのではないか。

女性の閣僚登用は今回の改造内閣での目玉だった。それが今回も「政治とカネ」の問題でとん挫したのだから、その任命責任は大きいはずだ。

安倍総理の態度が不真面目ならば、「安倍内閣不信任決議案」の提出も考えられるが、野党の議席数を考えると否決されるだろう。

あまりにも野党攻勢が強ければ、解散・総選挙に打って出る方法もあるが、今回の不祥事で内閣支持率は落ちているし、メインのアベノミクスの威光も陰りが出ている。野党の総選挙に向けた共闘体制が出来上がる前の解散・総選挙は効果があると思うが与党の自民党のダメージも大きい。

ここは、まず党首討論をやるべきではないか。

今回の女性閣僚の登用に至った経緯と辞任を受理した経緯を問いただすことも一つの手である。

安倍総理が「責任をとって辞めます」とは言わないだろう。

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